■英雄的なリーダー■~できることとできないこと~

 おはようございます。


小雨の降る高知の朝です。


大降りにはならなそうですが、

夜まで雨。

明日は晴れそうですね。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

第33代アメリカ大統領

ハリー・トルーマンについて

カリスマ性などみじんもなく、

このうえなく温和な人物だが、

非常に人望が厚く、

人々から崇拝されていた、

と評していた。



そしてドラッカーは、

フランクリン・D・ルーズベルト、

ウィンストン・チャーチル、

ジョージ・マーシャル、

ドワイト・アイゼンハワー、

バーナード・モンゴメリー、

ダグラス・マッカーサーらについては、

いずれも第二次大戦の

英雄的なリーダーだとしながらも、

資質や持ち味はひとりひとり異なり、

共通点はいっさい見られない、

と述べている。



20世紀のリーダーたちのなかでも、

最もカリスマ性があったのは、

ヒトラー、スターリン、毛沢東、

ムッソリーニだが、

彼らについては、

人々を誤った方向へ導いたリーダー、

と切って捨てている。



ドラッカーは、

ハリー・トルーマンと並ぶ

二〇世紀最高の大統領としては、

ロナルド・レーガンの名前をあげている。




「レーガン元大統領は、


 一般にはカリスマ的なリーダーだと


 見られていますが、


 最大の美点はむしろ、


 自分にできること、


 できないことを十分に


 把握していたことでしょう」


(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第9章 何より重要なこと)

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