■明快な課題をたずさえる■~たぐいまれな資質~

おはようございます。


薄曇りの高知の朝です。


週末は好天でしたが、

今日は曇り、

明日は雨降りとなりそうですね。


月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ジャック・ウェルチは、

何時間もじっと相手の話に聞き入り、

口を開くのは話の趣旨を確かめるか、

要点をまとめるときだけだったが、

会議のおわりには課題を明確にするのを

忘れなかった。



クレイムズは、

会議はたいてい「何となく」

お開きになってしまうため、

出席者たちが明快な課題をたずさえて

会議室をあとにするよう、

リーダーによる配慮が欠かせないのだ、

とする。



そしてドラッカーは、

ウェルチには

大局観があることにも気づいており、

CEOとして、

つねに戦略的な視点を

持っていたのである、

と続ける。



「誰もが大船に乗った気分でいるなか、


 ウェルチだけは


 組織をテコ入れする必要性を強く感じるなど、


 たぐいまれな資質を備えていた。」




(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第8章 強みの棚卸しをする)

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