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■顧客や市場の視点■~客観的事実としてとらえる~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝、 午後にかけて断続的に降りそうです。 暑さの続いた9月も今日でおしまい。 来週中ごろからは、 平年並みに落ち着きそうですね。 やっと秋の始まりとなりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 『自社の事業は何か』 に対する答えは、 決して自明ではない、 とした。 そしてクレイムズは、 ドラッカーの法則を 思い返してみると、 事業の目的を決めるのは 顧客なのだから、 顧客を抜きにして 戦略を導き出すことはできない、 と続ける。 ドラッカーは、 したがって、 『自社の事業は何か』という問いには、 事業を外側、 つまり顧客や市場の 視点から眺めないかぎり、 答えられないとする。 「マネジメントの当事者たちは、  顧客が目にし、考え、信じるもの、  その時々で望むものを  客観的な事実としてとらえ、  セールス担当者、経理担当者、  エンジニアなどが集めた事実データと同じくらい  真剣に受け止めなくてはいけない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■自社の事業は何か■~答えは決して自明ではない~

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 おはようございます。 高知の朝、東の空がかすかに赤く染まり始めました。 朝が随分と遅くなりました。 朝ドラ「らんまん」今日で最後ですね。 土佐弁が日本中のお茶の間に響き渡ったのは、 あの「龍馬伝」以来でしょうか。 半年間ハラハラドキドキうるうる、 毎朝楽しませてもらいました。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 戦略には、 『何が事業か』 『何を事業とすべきか』 という問いがつきものである、 とした。 そして、 『自社の事業は何か』は ごく簡単な自明の問いだと 思えるかもしれない、 と続ける。 製鉄所は鋼鉄をつくり、 鉄道会社は貨物や乗客を運ぶ、 というように答えるかもしれないが実際は、 『自社の事業は何か』は難題だと 相場が決まっており、 懸命に頭をひねり、検討しないかぎり、 答えにはたどり着かないとする。 「しかも正しい答えは一般に、  決して自明ではないのである」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■組織は戦略に従う。■~何を事業とすべきか~

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 おはようございます。 明るい陽射しの高知の朝です。 今日も秋晴れ、 真夏日になりそうですよ。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 目標こそが 優先順位、戦略、計画、 仕事の割り振りなどの 土台なのだ、 とした。 そして、 マネジャーの職務、そして何より、 マネジメントの仕組みを考える際の 出発点である、 と続ける。 さらにドラッカーは、 組織は戦略に従うとし、 戦略が定まると、 事業の主な活動が 何であるかが 見えてくるとする。 「そして戦略には、  『何が事業か』  『何を事業とすべきか』  という問いがつきものである」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■すべての出発点は目標■~使命をはっきり決める~

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 おはようございます。 東の空が赤く染まり始めた高知の朝です。 今朝は肌寒く感じるほど、 朝晩の気温が落ち着きましたね。 日中は秋晴れ、 真夏日となりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは、 マネジメント関連のすべてのテーマと同じく 戦略もまた知恵を絞らないと 編み出せないものだと考えていた、 とした。 そして、厳格なルールに従えば 導き出せるわけではなく、 事業のあらゆる側面について 徹底的に考え抜かなくてはいけないのだ、 と続ける。 さらに、 すべての出発点は目標であり、 使命をはっきり決めないかぎり、 現実的で明快な目標は引き出せないとし、 次のとおり続ける。 「目標こそが  優先順位、戦略、計画、  仕事の割り振りなどの  土台なのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■マネジメント戦略■~知恵を絞って編み出す~

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 おはようございます。 浮かぶ雲が少ない高知の朝です。 まぶしい朝陽が昇ってきました。 朝は随分と涼しかったですが、 快晴の下、日中は再び真夏日になりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーが上梓した 『創造する経営者』 “Managing for Results"は、 もともと「Business Strategies」 というタイトルだったが、 60年代には「Strategies」は あまり一般的な言葉ではなかった、 とした。 そしてドラッカーは、 英英辞典『コンサイス・オックスフォード・ ディクショナリー』の 1952年版でStrategiesは、 「兵法。戦争のしかた。 軍事行動の際の軍隊の管理」と 定義されていたと振り返っている。 言うまでもなく、 それから10年のあいだに、 マネジメント戦略 (Managament Strategies)は ビジネスや経営の分野において、 最も注目され、 最も研究されるテーマとなった。 「ドラッカーは、  マネジメント関連のすべてのテーマと同じく  戦略もまた、  知恵を絞らないと  編み出せないものだと考えていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■第12章 ドラッカーの戦略論■~Business Strategies~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 今日は陽射しが少なく、 30度を下回る一日になりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今社の使命、目標、戦略を理解しないかぎり、 マネジャーの管理、組織の設計、 マネジメント業務などの 成果はあがるはずがない、 とする。 クレイムズは、 ピーター・ドラッカーをめぐる ある逸話を紹介したいとする。 そして、 ドラッカーが1964年に上梓した “Managing for Results"(『創造する経営者』)は もともと“Business Strategies"(事業戦略) というタイトルだったが、 60年代には、 「Strategies(戦略)」はあまり一般的な言葉ではなかった、 と続ける。 ドラッカーと版元は “Business Strategies”というタイトルを 企業マネジャー、コンサルタント、専門職、 書店員などに示して意見を求めたが、 反応は思わしくなかった。 「『戦略は、軍事や政治キャンペーンには  使うかもしれませんが、  事業に戦略はなじまないのでは............』  と何度となく言われました」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)

■マネジャーのエゴ■~一線級の人材の投入~

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 おはようございます。 高い青空に鱗雲が浮かぶ高知の朝です。 朝は一気に秋めいてきましたが、 相変わらず日中は真夏日ですよ。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事の次に大切なのは 優先順位をめぐる判断、 つまり、ヒト、モノ、カネを どう配分するかだとした。 そしてその秘訣は、 組織の命運を握る分野に一線級の人材を 投入することである、 と続ける。 一線級の人材が、 縄張り争いなどの雑事に かまけているようでは、 その組織は人材管理がうまくいっていない。 「なお、先延ばしあるいは  後回しになっているプロジェクトは、  中止するのが筋であり、  「マネジャーのエゴ」のおもちゃにさせてはいけない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)