■社会のニーズを機会とする■~組織としての共通の責任~

おはようございます。

カラッとした空気の、川崎の朝。
しかし、明日からは下り坂の模様です。

ドラッカーは、1933年にヒトラーが
ドイツの首相になるとすぐさまイギリスに移った。
当時ドイツではユダヤ系含め多くの住民は、
政治は一時的に間違っているだけで、
直ぐに正常に戻ると考え国内に留まった。
そして、大多数がホロコーストの犠牲となった。

ドラッカーは、自らの経済基盤を捨てるという
リスクを取ってもイギリスに渡る決断をした。
24歳、先見の明はすでに根付いていた。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、組織は、
自らが社会にもたらす
影響についての対策を含め、
社会のニーズや要求の満足を
自らの機会としてとらえることが
理想であるとする。

医療が抱える問題は、
病院にとっての機会であり、
経営陣にはイノペーションと
起業家精神が求められている。
また、一流の人材を育てなければならない
という今日の社会的なニーズも、
学校にとっては起業家精神を発揮する機会である。

本来の意味での起業家、
まさにそれこそが彼らの責務である。

ドラッカーは、
社会的なニーズを把握し事業機会へ
転化するということは、
あらゆる組織に共通の責任だとする。



「社会のニーズや要求を満たすことを

 自らの業績に転換することこそ、

 企業にとっての倫理的責任である。

 あらゆる組織が社会のニーズを

 事業上の機会としなければならない。」


~『イノベーターの条件』
(Part1 4章 多元社会における組織の原理)










































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