■大きな起業家的な機会■~問題を組織の利益とする。~

おはようございます。

雲が多く、肌寒い川崎の朝です。

安保法案、昨日今日と、公聴会が開かれている。
世論調査どおりここでも、
反対意見が半数を超えている。
しかし法案審議には、
端から影響しないことは政府の前提である。

広く国民の意見を聞いた、ことになる。。。


----------------------




∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


社会的なニーズを把握し事業機会へ
転化するということは、
あらゆる組織に共通の責任だとした。

しかしこれまで組織にとって重要なことは、
すでに行っていることを
さらによく行うことだった。

電力、電話、新聞、書籍、デパート、都市交通は、
すべて100年前の社会が必要としたニーズだった。
しかも、すべてがビジョンと起業家精神を必要とし、
新技術とイノベーションを必要とした。

それらのニーズが満たされたのは、
社会的責任としたからではなく、
機会としたからだった。

とはいえ、とドラッカーは続ける。

組織が自らの強みでない領域にある問題に
手を出すことは、社会的に責任ある行動とはならない。
自らの仕事に集中することによって
社会のニーズを満たすとき、
初めて社会的に責任ある行動となる。

社会のニーズを自らの業績に転換したとき、
もっとも責任ある行動をとったことになる。



「そもそも社会の問題に敏感であることは、

 組織そのものの利益である。

 社会のニーズは、放置しておくならば

 社会の病となる。

 企業、病院、大学、政府機関のいずれであろうと、

 病める社会において栄えることはない。」


~『イノベーターの条件』
(Part1 4章 多元社会における組織の原理)









































コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~