■組織における正統性の根拠■~コミュニティたりえない~

おはようございます。

雨の降る、肌寒い川崎の朝です。

安保法案、昨晩は国会内外で様々な動きがあり、
結局今朝8時半から委員会再開されるもようですね。

大きな節目の一日です。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
社会のニーズを自らの業績に転換したとき、
組織は責任ある行動をとったことになるとした。

そして、組織がそこに働く人に対する
権限行使の正統性について述べる。

組織は多くの人たちを雇用する。
その中では当然のこととして、
彼らに対し大きな権限を行使する。

逆に、働く人たちにとって、
自らに対しそのような権限を
行使してくるものは、多くの場合ほかにない。

また、学生、生徒たちも同様に、
学校等の組織によって権限を行使されている。

したがって、この権限の正統性は大きな問題であり、
多元社会に特有の政治的な問題であるといえる。

ドラッカーは、今日の多元社会における組織は、
コミュニティそのものではないし、
コミュニティたりうることもない、
と続ける


「コミュニティの目的はそれ自身のなかにある。

 これに対し、組織の目的はそれ自身のなかにはない。

 成果もない。

 内部にあるのはコストだけである。」


~『イノベーターの条件』
(Part1 4章 多元社会における組織の原理)










































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