■年金基金社会主義の時代■~レイオフの先任権~

おはようございます。

まだ雲の多い川崎の朝ですが、
段々と晴れてくる模様。

ウォーキングには良さそうですね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、インフレは、
退職者や中高年就業者にとって、
重大な脅威であるとする。

失業は、
年金基金の利害当事者である退職者や
中高年の就業者にとっては脅威が小さい。

すでに退職している人たちは
失業によって脅かされることはない。

レイオフに対し先任権をもち、
すでに年金の受給権をもつ
50歳を過ぎた中高年の就業者も
同じ立場にある。

経済学者や政治家は、インフレのほうが
全体として害が少なく、
コントロールが容易だとする。

しかしドラッカーは、これに対して
年金基金社会主義の時代における有権者は、
これに同意するだろうか、
と疑問を投げる。
 

「年金基金が社会のニーズを満たすための

 手段となっている以上、

 もはやインフレを擁護することはできない。

 リベラルな経済学者が

 微々たるものとするような率のインフレすら、

 退職者や中高年の就業者にとっては

 重大な脅威である。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 6章 高齢者が政治を動かす)





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