■年金基金というイノベーション■~生産手段の真の所有者~

おはようございます。

暦の上の春。
寒い寒い!!

しかし、峠はもうすぐ。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
社会主義を労働者による生産手段の所有
と定義するならば、
アメリカこそ史上初の
真の社会主義国であるとする。

年金基金を通じた従業員による産業所有は、
つまり、アメリカの従業員こそ、
生産手段の真の所有者であるといえる。

アメリカの従業員は、
賃金に加えて、年金基金を通じ
産業の所有者としての利益を手にし、
資本の所有者及び供給者として、
資本市場を支配しつつある。

アメリカだけが、マルクス経済学にいう
価値の源泉たる労働者が生産活動の成果を
手にするという意味において、
真の社会圭義を実現した。

それは、もっとも革命的とは呼べないGMの
CEOチャールズ・ウィルソンが、
1952年4月、全米自動車労組に対して行った
年金基金創設の提案によるものだった。



 
「アメリカは意図することなく、

 しかも国有化抜きに経済の社会化を実現した。

 アメリカ経済が社会化したのは、

 選挙でも闘争によってでもない。

 いわんや革命の暴力によってでもない。

 搾取してきた者からの没収の結果でもなければ、

 資本主義の矛盾による危機が

 契機となったものでもない。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 6章 高齢者が政治を動かす)





















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