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■知識の意味が変化した(1)■~知的、道徳的、精神的な成長~

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 おはようございます。 高知の朝は今日も晴れてます。 昨日はうだるような暑さ、 今日もそうです。 熱中症注意! 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から ドラッカーは、 資本主義と技術革新が 世界的な現象となるうえで 欠かせない重要な要件が一つあったが、 それは1700年ごろかその少し後、 ヨーロッパで広まった 知識の意味の変化だった、 とする。 賢人ソクラテスは、 知識の役割は 知的、道徳的、精神的な成長にある、 とした。 一方、ソクラテスのライバル 哲人プロタゴラスは、 知識の役割は教養にある、 とした。 上田さんは、 知識が意味するものについて 二派の対立があったものの、 意味しないものについては 完全な一致があったとする。 「それは、知識とは効用を与えるものではない、  ということだった。  効用を与えるべきものは  知識ではなく技能だった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■広く伝えてこその専門知識(2)■~知識を預かる存在~

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 おはようございます。 青空が広がる高知の朝です。 まぶしい朝陽が東の空から登り始めてます。 今日も猛暑になりそうです。 熱中症に十分気を付けて下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から 上田さんは、 専門知識が一般知識となるには、 それぞれの知識の所有者たる専門家たちが、 それらの知識を理解しやすいものに しておかなければならない、 とした。 そして、 アインシュタインは、 相対性理論よりも、 物理学はいかに創られたか、 を書くのにより多くの時間を使った、 と続ける。 このアインシュタインの本が、 中学一年生だった小柴昌俊さんに、 物理というのは、 おもしろいことをやるものだ、 と思わせたのだった。 「すべての専門知識が真理にいたる。  しかし、専門知識を真理すなわち  一般知識への行路とすることは、  専門知識を有する人たちの責任である。  彼らは知識を預かる存在である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■広く伝えてこその専門知識(1)■~対話の世界をつくり出すこと~

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 おはようございます。 今朝も晴れた空が広がる高知です。 ニ、三日前から早朝の空気が過ごし易く 変わってきました。 しかし日中は今日も猛暑、 体温を超えます。 熱中症に十分お気を付け下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ポスト資本主義社会』から ドラッカーは専門知識を、 一般知識へと統合できない 教養課程や一般教養は、 教養ではないとする。 そして、教養としての第一の責務、 すなわち相互理解をもたらすこと、 文明が存在しうるための条件である 対話の世界をつくり出すということに 失敗していると続ける。 上田さんは、 知識は高度化するほど専門化し、 しかも、他の専門知識と 結合するとき爆発するので、 多様な専門知識への理解が 不可欠であるとする。 「もちろん専門知識が一般知識となるには、  それぞれの知識の所有者たる専門家たちが、  それらの知識を理解しやすいものに  しておかなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識を基盤に行動する(2)■~世の中を変える力~

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 おはようございます。 朝から快晴の高知です。 今朝の空気は随分と サッパリと涼しく感じます。 しかし猛暑の一日になりそうです。 お気をお付け下さい。 パリ五輪、サッカー男子が勝って8強入り決めましたね。 楽しみが増えました。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『新しい現実』から 上田さんは、 知識とは行動の基盤となるべきものであり、 人や組織をして、 なんらかの成果をもたらす行動を 可能にするものである、 とした。 そしてそれは、 何かをあるいは誰かを 変えるものである、 と続ける。 ドラッカーは、 問題は今日の専門家たちの学識が 急速に知識でなくなりつつあることにあるといい、 それらのものは、 せいぜいが専門知識にすぎず、 世の中を変える力を失っている、 とする。 そして、そもそも、 世の中とかかわりがあるべきものである ということさえ忘れられていると続ける。 「過去200年間にわたって  知識を生み出してきた学問の体系と方法が、  少なくとも自然科学以外の分野では、  非生産的となっている。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識を基盤に行動する(1)■~知識とは行動の基盤~

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 おはようございます。 雲が空全体を覆う高知の朝、 その空の西北に虹が浮かんでます。 パリ五輪、セーヌ川で開幕しました。 芸術の町らしい開幕式でした。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『新しい現実』から ドラッカーは、 今後とも、 物理学では、 専門化が王道であり続けるだろうが、 他の多くの分野で専門化は、 知識を習得するうえで今後ますます 障害となっていくとする。 上田さんは、 学問の世界では、 書かれたものを知識と定義し、 論文の書き方までとやかく言うが、 そのくせ、 まるで理解不能な文章があっても 平気であるとする。 ドラッカーは、 そのようなものは知識ではないし、 知識とはいかなるかかわりもないと怒る。 「知識とは、  行動の基盤となるべきものである。  人や組織をして、  なんらかの成果をもたらす行動を  可能にするものである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識はあらゆる境界を超える(2)■~知識とその探究~

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おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 午前中は雨、 午後からは晴れそうです。 パリ五輪、 サッカー男子に続いて 女子も白星スタートを期待しましたが、 残念でした。 セーヌ川で明日未明に開会式、 しばらく寝不足になりそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から 上田さんは、 学際研究が急速に進歩し、 現代社会の動力源としての知識は、 仕事に使われて初めて 意味を持つとした。 そしてもはや仕事は、 分野によっては定義できず、 目的は常に学際的たらざるをえない と続ける。 知識とその探究において、 優先順位や限界について 考えなければならなくなるとは 夢にも思われなかったが 他のあらゆるものと同じように、 知識も絶対的な善ではありえない。 ドラッカーは、 知識の探究において、 優先順位の決定は容易でないとし、 つぎのとおり続ける。 「しかし、知識の探究には限界がある。  使える資源に限りがある。  ただし不足しているのは資金ではない。  そもそも研究を行うのは金ではない。  人である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)

■知識はあらゆる境界を超える(1)■~市場志向でなく製品志向だった~

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 おはようございます。 南東の空に昨日の雷鳴の名残のような 黒い雲が浮かんでます。 これから晴れてきそうですが、 夕方にはまた一雨ありそうです。 お気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から ドラッカーは、 知識の世界は流動してやまず、 今日の学部、学科、科目も意味を失い、 それらのうち、 歴史のあるものはほとんどないとする。 上田惇生さんは、 これまで、知識の探究と成果は、 応用から切り離され、 研究対象ごとに 知識の論理に従って 組織されていたとする。 それは市場志向でなく 製品志向だったが、 ようやく今日、知識とその探究が、 専門分野別ではなく応用分野別に 組織されるようになった。 「学際研究が急速に進歩した。  現代社会の動力源としての知識は、  仕事に使われて初めて意味を持つ。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』I 成果をあげる)