■ 開発援助と経済開発の逆相関関係 ■~経済活動への阻害要因~
ドラッカーは、開発途上国への支援策について、
援助を多く受けることは被援助国にとって、その
経済活動の阻害要因になるとした。
彼らに必要なものは、経済活動を行うための、
知識や技術を習得し、自ら意欲を持ち生産することなんですね。
このことは、ODN等の国家間の支援に関わらず、
地域や世帯、個人への支援や福祉についても同じで、
最終的に“自立支援”を目指すものでなければ本来的な
支援は果たせないんですね。
「開発援助を受けることと経済開発を成功させることは、
逆の相関関係にあった。
開発援助を多く受けた国では、経済はほとんど発展しなかったか、
かえって悪化した。
ちょうど国内の福祉と同じように、開発援助という名の福祉の受給国は、
援助されるほど発展できなくなった。」
~P.F.ドラッカー「未来への決断」
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