■スキル・アップを追求する■~年功序列は、障害でしかない。~
おはようございます。 雲が所々に浮かぶの川崎の朝。今日は雨の心配はない、早速梅雨は一服か。 明日から6月、わが社の期末、最後の踏ん張りだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 ドラッカーは知識による熾烈な競争の時代になるとした。 日本が誇る伝統的な雇用形態の一つが年功序列、もう一つが終身雇用制度。 【年功序列】 入社後、年齢に応じて、報酬や職位が自動的に上がるという制度である。 知識労働の時代に働く者は、情報の変化に応じたスキルを常に身につける必要がある。 しかし年功序列のもとでは、努力なく報酬は上がっていくので、 働く人は自らのスキルを高めるという努力をしなくなる。 ドラッカーは、この年功序列制度は、もはや障害でしかないとする。 「報酬が年齢だけにリンクする制度では、保護主義下での銀行員のように、 誰も絶えざる努力で自らのスキルを高めていこうとはしなくなるでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)