■学ぶことは自己責任■~真の意味での「生涯教育」~
おはようございます。
雲が薄く浮かぶ中で、明るさを増してきた曇りの川崎の朝です。
橋下大阪市長の従軍慰安婦発言がマスコミの中ではヒートアップしている。
発言の真実は、本人とその時点に居合わせた人しか知らないので、
誰が正しいか、なにが間違っているのかはわからない。
しかし多くの視聴者は、マスコミの意図した報道内容により
真実を理解したように思ってしまう。
コミュニケーションギャップと言えばそのとおりだが、
そのギャップを感じさせないプロの技に騙されないようにするためには、
まずはこのギャップが存在する、ということを認識する必要があると思う。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
自然環境、政治体制、経済構造は常に揺れ動き、
その中で社会は様々な問題を抱えることになる。
そしてその問題は、新たなニーズを生み、
そのニーズに応じて技術は刷新され、改善され
新しいトレンドが生まれ、文化が変わる。
そのような環境の中で、市場や消費者の持つ満足は
常に変化し続ける。
その変化に対応することは、企業とそこで働く人々の責任にある。
この責任の元で、企業や個人は今必要なもの、
新しい満足を生みだす知識や技術を作り出さなければならない。
そのためには、一人ひとりが新しいスキルを持たなければならない。
しかも社会の変化が永続的であるように、個人の持つべきスキルも永続的に更新させなければならない。
ドラッカーは、これが真の意味での「生涯教育」であるとする。
そしてさらに、この生涯にわたる継続的学習は個人の選択オプションではなく、
自らが成果を上げる上で不可欠な事実であること、
自己責任であるということを一人ひとりが強く認識しなければならないとする。
「いま何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか」
「知識社会において成果を挙げ得る人間であり続けるためには、
スキルを更新する教育を何度も何度も繰り返し受けることが必要となります。
真の意味での「生涯教育」であり、つねに教育に立ち返るこの姿勢こそが、
個人のイノベーションを促進してくれます。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第6章 個人のイノベーション)
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