■「何が問題か」から始める■~違った現実の側面~
おはようございます。 朝焼けが雲を赤く染める川崎の朝です。 明日から11月、さすがに秋深まる空気、 この秋一番の冷え込み、 暖かくしてお過ごし下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 答えが間違っていると断じる前に、 問いが違うのではないかと疑う必要がある、 とした。 そして、何ごとについてであれ、 「誰が正しい」という観点ではなく、 「何が問題か」という観点から スタートしなければならない、 と続ける。 もし意見の対立があるのなら、 まず考えるべきは、問題、事実、状況についての 見方に違いがあるのではないかということであり、 事実や数字をもって相手の間違いを 論証しようとしてはならない。 なぜなら、仕事で成果をあげるということは、 なされるべきことがなされるようにする といううことなのだから。 ドラッカーは、 したがって、言うべきことは 次のとおりとなるとする。 「なるほど。 事情に通じた方々に 意見の違いがあるようですね。 私たちは、違った問題を取り上げ、 違った問題を見、 違った現実の側面に取り組んでいるようです。 しかし、まずこのことから 何が分かるでしょうか。」 ~P.F.ドラッカー「われわれはいかに働きどう生きるべきか」 (第4章 スペシャリストをマネジメントする)