■神に対する自分の忠誠心■~『おそれとおののき』での問いかけ~

おはようございます。

曇り空の川崎の朝、
今日も一日晴れ模様、
乾燥が続きます。

火の元、喉元にご注意を。

今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーが気に入っている
キルケゴールの著作は『おそれとおののき』で、
その中でキルケゴールは、
こんな問いかけをしている。


「アブラハムが喜んで自分の息子イサクの命を
神に差し出したことと、
普通の殺人との違いはどこにあるのか」


ドラッカーは、
もしアブラハムが、イサクを犠牲にすることを
最後まで実行するつもりがなく、
常に神に対する自分の忠誠心を
示すことだけを考えていたなら、
アブラハムは殺人者にならなくても、
食わせ者でずるい奴になっただろう、
と続ける。


もしイサクを愛しておらず、
ただ冷淡だったとしたら、
喜んで殺人者になっていたはずだが、
アブラハムは聖人であり、
神の命令は無条件に実行を迫る
絶対的な命令だった。



「アブラハムは自分自身よりも

 もっとイサクを愛していた、

 と私たちは教わっています。

 それでもアブラハムには信仰がありました。

 神の手にかかれば不可能を可能になる、

 そして自分が神の命令を実行しても

 イサクは生きているはずだと信じていたのです。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1940年代)






















































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