■あらゆる存在の終わり■~苦い薬を砂糖でくるむだけ~

おはようございます。

未明の川崎の朝、
雲が多い空が広がっています。

小正月、関西では今日までが松の内、
連休明け、本格始動です。

今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
ストア学派の哲学者にとって、
死はあらゆるものの終わりであり、
あらゆる存在の終わりなのだとする。


そして、キルケゴールはこれを
”個でありたいと望まないことへの絶望”
と呼んでいるが、倫理的な立場が
ストア哲学並みの崇高で堅実なものへと
つながっていくことはない、
と続ける。


それは全体主義という苦い薬を
砂糖でくるむだけのことで、
倫理的な立場は純粋な感傷主義に
なってしまう。


つまりそれは、悪は滅ぼすことができて、
喜び、光、善意を広めることによって
調和を構築できると信じている人たちの
立場であり、結局、倫理的な立場は、
必然的に相対主義に成り下がってしまう。




「なぜかと言えば、

 もし徳というものを人間の中に見出せるのなら、

 人間が受け入れるものはすべて、

 徳のあるものでなければならないからです。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989) ~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1940年代)






















































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