■労働関連の三種類の根拠■~実体経済の数字~

おはようございます。

今朝も梅雨空の川崎の朝です。

台風が近づいています。
東京地方への直撃はなさそうですが、
台風が気圧配置を刺激して、
いよいよ梅雨明けとなりそうですね。

木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
失業者の数字を根拠に
経営の意思決定をしたとすれば、
ゼネラルモーターズが初めておかした
マーケティング戦略の間違いだったのだ、
とした。


そして、その間違いの理由は、
ゼネラルモーターズが、
失業者の数に注目していながら、
総雇用者数の増加には
注目していなかったところにある、
と続ける。


経営者は、こうした経済状況のもとで、
労働に関連した次の三種類の数字を根拠に
意思決定をしている。

ひとつ目は、定職がなく家にいる男性の数で、
労働市場に女性が大量に進出しているにもかかわらず、
相変わらずこの数が労働力供給を語る上で
最も重要な数字になっている。

ふたつ目は、総雇用者数で、第二次世界大戦が終わる直前の
三か月間を除いて、アメリカ史上最高の数字となっている。



「その次にやっと目が行くのが、

 求人の総数です。

 これは基本的に政治的に操作された数字であり、

 実体経済の数字ではありません。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")




































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