■明確な目標と測定可能な成果■~青二才の行政官補の仕事~

おはようございます。

薄曇りの涼しい朝、
現在は21℃、日中は29℃予報です。

三連休中日、今日は一日曇り
ごゆっくりお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
インドにおける行政官補には、
三つの仕事があるとした。


そして、ついでに言えば、
この優先順位は、
法と秩序が維持できなければ
税金の徴収などおぼつかない、
という考えをもとに
決められていた、
と続ける。


当時のイギリス人は、
政府の優先課題を
現代のアメリカの行政機関よりも
よく理解していた。


青二才の行政官補は、
毎週土曜日の午後机に向かって、
次の内容を行政官宛ての報告書を書いた。
・先週、われわれはどんなことを予測していたか
・実際に何が起こったのか
・われわれが予測していたのに起こらなかったことは何か
・それはなぜなのか
・予測しなかったのに起こったことについてはどうか
・来週はどんなことが起こると自分では考えているか


「こうした報告書のすべてに対して、

 行政官かその秘書が応じて指示を出しました。

 つまり、そこには明確な目標と測定可能な成果が

 存在していたのです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 情報を基盤にした組織)




































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