■巨大組織の滅亡■~副学長の数が増えるだけ

おはようございます。

爽やかな空気、秋の風情の朝です。
昨日は猛暑が舞い戻った暑い一日でしたが、
今日はこれから雨、いくらか涼しくなりそうですね。

傘はお忘れなく。

週中日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
オーケストラの演奏者は、
聴衆と同じ席に座って、
演奏に耳を傾けることが必要だ、
とした。


そして、私たちはなんとかして、
同じ組織にいる人たちを
オーケストラの演奏者と同様に、
”音楽に耳を傾ける”ところにまで
持っていかなければならない、
と続ける。


そのためには、
彼らを機動部隊に入れるか、
ひとつの専門領域から
別の領域に移動させるか、
学校に戻して勉強させるか、
といった方法もあるだろう。


今、私たちは巨大組織が次々に
滅亡するのを目撃している。
大学を例にあげる。

ドラッカーがミシガン大学で教えていた当時、
学生数は45000人であったが、
この数には何の優位性もまったくなく、
学生が8000人から12000人程度いれば、
できないことは何もなかった。


単科大学でも同じことで、
学生数が3500人でも、そして2800人であっても、
できないことなどないだろうとする。



「600人ではさすがに規模が小さすぎます。

 これだけ人数が少なくなると、

 できないことばかりに

 気を取られ始めます。

 一方で、わざわざ一万人にする理由は

 何もありません。

 学生数がそこまで多くなったときは、

 副学長の数が増えるだけです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 情報を基盤にした組織)




































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