■そんな時代は終わった■~知識が仕事の組織化に応用されているから~

おはようございます。

薄曇りの朝、
台風18号が南方海上を北上中、
週末に向け、徐々に日本列島が影響を受けそうです。
進路に注意。

月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
中間層は学が乏しく
スキルに欠けているために
急速に縮小しており、
これから先、彼らの暮らしを送るためには、
真っ当な教育がますます必要になる
とした。


そして、賢明なのは16歳で学校を辞め、
製鉄工場か自動車工場かゴム工場で、
組合組織のある大量生産の工場で
働くことであった、
と続ける。


しかし、
働き始めてから六か月たつと、
仕事を何もしないで
カレッジや大学の学位はもちろん、
高校卒業の学歴を得るよりも
はるかに金を稼げるように
なるという、
そんな時代は終わったとする。


ドラッカーは、
アメリカの三大自動車メーカーの
一社を訪問して、
工場の要員数についての
相談に乗る予定になっており、
事前に受け取った
社内の推計資料について、
大多数の人は納得しているが、
一部の人は反対しているようだ、
とする。


大多数の人は、
この先も乗用車の生産台数は
変わらないとして、
2000年には従業員の数が
よくても現在の三分の一にまで
減るだろうと考え、
反対意見の人の大半は、
従業員の三分の二は残るだろう
と主張している。



「この会社のごく最近の工場を

 手がかりにすると、

 おそらく三分の一でさえ

 高い数字であることは明らかです。

 その理由は、オートメーション設備が

 備わっているからではなく、

 知識が仕事の組織化に

 応用されているからです。」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 ■知識の講義I)





































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