■専門家をスコアに統合する■~演奏に耳を傾ける時間~

おはようございます。

連休明け、秋らしい気持ちの良い天気です。

火曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
組織の動きは今、
交響楽団のように組織階層の数は少なく、
専門家の数のほうがずっと多いという
編成に向かっている、
とした。


そしてその思いは、
コンピューター担当者が
マーケティング担当の副社長の椅子は
これっぽっちも欲しくないけれども、
もっと大きなコンピューターが欲しいと思うのと、
同じことだと続ける。


私たちの組織には、
たくさんの専門家がいるが、
そうした専門家を楽譜に統合しなければならない。


ドラッカーは、マーラーがこの方法を教えてくれた、
と言ってよいとする。

マーラーは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者時代に、
オーケストラの契約書に、
一週間に五夜演奏しなければならないと
書いてあるのを見つけると、次のとおり発言した。

これが、オーケストラの経営を現代化したこととなった。



「これは間違っている。

 仕事をする義務があるのは五日でも、

 演奏するのは四日でなければならない。

 五日目の夜は、聴衆と同じ席に座って

 演奏に耳を傾ける時間だ」


~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1980年代 情報を基盤にした組織)




































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