■ゾフィー先生からは美術と工作■~絵や粘土は苦手~


おはようございます。

今朝も曇り空の川崎です。
今日も時々小雨、
肌寒い一日になりそうです。

金曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


エルザ先生は三人姉妹の末っ子で、
姉の二人は長姉ゾフィー、次姉クララであった。

ゾフィー先生からは、
毎日一時間、美術と工作を教わった。


彼女は大きな雑然とした図工室にいて、
そこから出てきたところを見た生徒は
一人もいなかった。


先生は学年始めの三週間、
手助けはしたものの
生徒たちの好きなようにさせ、
ドラッカーには、
絵を描いたり
粘土で何かつくったりするのは、
好きじゃないのね、
と言った。


それに対してドラッカーは、
自分は下手だから、
と答えたところ、
先生は次のとおり続けた。


「そうね。

 でも四年生のうちに

 簡単な道具なら使えるようになるわよ。

 お母さんのために、

 乳しぼり用の三脚椅子をつくってあげたら」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 Ⅰ 失われた世界 3章エルザ先生とゾフィー先生)



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