■ヒトラー軍隊の進駐■～経済的な現実は存しない～

おはようございます。

既に夏の陽射しが射す川崎の朝です。
このまま真夏の様な気温に上昇、
屋内でも、水分補給にお気を付け下さい。

水曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ．ドラッカー∬


ドラッカーは、
ゲーニアのサロンが
日々生きようとしたものも、
元々は虚構にすぎなかった、
とした。


そして、その「戦前」の世界には、
経済的な現実は存在せず、
ゲーニアのサロンには
実業家は姿を現さなかった、
と続ける。


ゲーニアの「戦前」の世界では、
ユダヤ人と非ユダヤ人が
愛と調和のもとに暮らしていた。




「明けて一九三八年の冬、

　ヒトラーの軍隊がオーストリアに進駐して

　「戦前」の世界を完全に潰した頃、

　ゲーニアは、コペンハーゲンの病院で受けた

　乳房切除の大手術から

　回復しつつあるところだった。」



～Ｐ．Ｆ．ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
（Ⅰ　失われた世界　2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群）