■社会主義インターナショナル会議■~戦争阻止のための機関~
おはようございます。
寒い雨の降る川崎の朝です。
台風14号は現在和歌山沖を北東に向け
自転車の速度でゆっくり移動中。
風はあまり強くないようですが、
雨は長く続きそうです。
土曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
二冊の赤いパンフレットを書いた、
トラウン伯爵の長い話は続く。
トラウン伯爵はドラッカーに、
1911年の
社会主義インターナショナル会議のことを
聞いたことあるかと聞いたが、
ドラッカーは首を振った。
伯爵は、この会議はウィーンで開かれ、
ヨーロッパ中の社会党が、
戦争阻止に立ち上がり、
開戦と同時にゼネストに
突入することを誓ったが、
彼自身が会議の事務局を務めた、
とした。
それはもちろん
カール・ラウントとしてで、
3年後の1914年10月には、
第二回会議をもう一度
ウィーンで開くことになった、
と続ける。
「私が事故にあったのは、
ちょうどその準備を終わったときだった。
戦争阻止のための機関を、
ブリュッセルかアムステルダムに
つくることまで予定していた。
第二回会議も私が事務局を
担当することになっていた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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