■幼稚に思われた結論■~ソ連のパラダイス説~
おはようございます。
標高1400Mの天狗高原の朝は、
もう十分寒いです。
昨日は雨模様、今日は晴れ、
四国カルストを気持ちよく走れそうです。
木曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
国立図書館において興味を持ったのは
二冊の薄いパンフレットだけで、
著者は、犯罪は資本主義の産物であって、
社会主義が確立した後にあっては、
存在しなくなるか、
少なくとも大きな問題では
なくなるはずであると結論していた。
とした。
そして、その結論は、
ドラッカーには幼稚に思われた、
と続ける。
犯罪は、経済、社会、政治の
いかなる体制下においても、
人間社会につきものであることを
示す証拠は山ほどあり、
しかも、その二冊のパンフレットを読んだ
1925年当時には、
ソ連のパラダイス説については、
16歳のドラッカーでさえ
首をかしげる事実が
次々に知れわたっていた。
「正直言って私には、
私の問題意識を聞いた
司書さんの選んでくれた文献に、
その二冊がなぜ含まれたか
見当がつかなかった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
コメント