■岩壁で死にたかった■~戦死した人たちが羨ましい~
おはようございます。
ほの明るい陽射しの川崎の朝です。
今日は昨日より暖かな一日になりそうです。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
トラウン伯爵は、
今の社会主義者は、
毒にも薬にもならない存在にすぎず、
もし政権を握っても、
せいぜいロシアや
イタリアのような独裁になるか、
書類だらけの
官僚制になるかのどちらかでしかなく、
夢は終わってしまったんだ、
とする。
そして、
ドラッカーに対して、
伯爵自身が意識を失って
入院している最中に戦争は始まったが、
山での遭難のことは知っているね、
と続ける。
入院して何か月か経って、
ようやく意識が戻ったとき、
戦争が始まったことを聞いた、
とする。
「死にたかった。
岩壁で死なせてくれればよかったのに、
と思い続けた。
戦死した人たちが羨ましいことがある。
仲間が大勢死んでいったんだ」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 5章トラウン伯爵と舞台女優マリア・ミュラーの物語)
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