■七十年間連れ添ったドリス■~機知に富んだ受け答え~
おはようございます。
薄曇りの高知の朝。
日中は晴れそうですが
昨日程の暑さにはならない様です。
週末に日本に影響を与えそうな
台風14号が気がかりですね。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
レストランで
ウェイトレスが運んできたものを、
頼んだものと違うと言ったが、
このことが後にも先にも一度だけ、
ドラッカーの記憶力の衰えを
目の当たりにしたことだった、
とした。
しかしドラッカーは、
すぐに自分の思い違いに気づいたが、
このとき以外は、
氏は実に明晰だった、
と続ける。
こちらが何を問いかけても、
機知に富んだ受け答えをし、
何年も前の記憶をたちどころに
甦らせたのだ。
そして、食事を終えると、
ドラッカーは
「ひとつ用事を頼んでもよいだろうか」
と言ったので、
クレイムズは
「もちろんです。どこへ行きますか」
と返答すると間髪を入れずに
「妻にクリスマス・プレゼントを買わなくてはいけないのでね」
と返事があった。
「氏と夫人のドリスは、
七十年間連れ添ったあいだがらだった。
ドリスはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、
本の書き手としても、
起業家としても成功を収めていた。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)
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