■録音をいやがった■~ドイツの物理学者~
おはようございます。
薄曇りで蒸し暑い高知の朝です。
日中は晴れて真夏の日和、
暑くなりそうです。
今晩からは台風11号の影響で
雨模様となりそうです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ドラッカーはあいさつもそこそこに
本題に入ったとした。
そして、クレイムズはすぐに、
あらかじめ合意した
六つの質問を書いた紙を取り出し、
テーブルのうえに置いたが、
結局は一度もその紙を
見ずじまいだった、
と続ける。
ドラッカーは自分なりの
テーマを温めていて、
一刻も早く話をはじめたい様子で、
氏が話しはじめた頃合いを見計らい、
クレイムズはテープレコーダーに
手を伸ばしたが、
「電源は入れないように」
と合図をされた。
その後も何度か
機会をうかがっていると、
ようやくドラッカーは
渋々ながらも
録音を受け入れてくれた。
「なぜ録音をいやがったのかは、
いまだにわからない。
なまりを気にしていたのだろうか。
その語り口は、
マネジメント思想の始祖というより、
ドイツの物理学者を思わせた。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)
コメント