■部下に脅威を感じる者■~人間として弱い。~






真摯さの定義は難しい。
しかし、マネジャーに任命してはならない
真摯さの欠如は定義できる。

4点目

◆部下に脅威を感じること

アンドリュー・カーネギーは墓碑銘に
『おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る』
と刻んだ。

カーネギーは各分野で優秀な部下の強みを見出して
仕事に適用させ事業を成功させた。
成果を上げるためには、そこに働く全ての強みを
発揮させることが必要。
これは、組織の成果に責任を持つマネジャーの務めである。

能力のある部下が、そのマネジャー自らの権限を侵すことを
考慮するとするとそれは”利己”でしかない。
組織の成果から見ると、障害要因である。

そのようなマネジャーを任命しない、
その責任と義務が人事権を有するマネジャーにはある。


「部下に脅威を感じる者を昇進させてはならない。

 そのような者は人間として弱い。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第5章 マネジャー  26 組織の精神)






   

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