■暫定的診断の再点検■~実際の行動の例~

おはようございます。

10年に一度の強さを持った台風26号は各地で大きな被害を出した。
被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

通過した今朝の川崎は冷え込みました。

---------------------- 


∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


事業分析において、事実を正確に把握しているが、本当に理解するところまでは
把握していないとことが明らかになる場合がある。

例えば、暫定的な診断においては、製品類型(第4章)でいうところの「非生産的特殊製品」であったものが、
別の市場、別の流通チャネルでは、きわめて有望な製品であることがわかるかもしれない。
また、ライフサイクルでいうと堂々たる「今日の主力製品」や「明日の主力製品」と判断したものが、
実はすでにライフサイクル末期にあることがわかるかもしれない。
これらのことは、製品だけでなく、市場や流通チャネル、そして時には事業全体についてもいえる。

「これらは、再分類や定義の話ではなく、実際の行動の例である。

 しかしそれらの行動は、マーケティング分析や知識分析によって

 事業の暫定的診断を再点検した結果もたらされたものだった。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第8章 これがわが社の事業である)

   

コメント

このブログの人気の投稿

■距離を消滅させたeコマース(1)■~産業革命における鉄道~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~

■なぜ企業家精神が必要とされるのか(2)■~継続していく企業家社会~