■変えるべきものは製品ではない。■~活動の何が悪いか~

おはようございます。

未明の川崎、日一日秋が深まってきます。
野球と相撲が国民の共通娯楽であった時代にあって、
打撃の神様と言われた川上哲治さんが亡くなった。

昭和の巨星がまた一つ失われた。
ご冥福をお祈りします。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


 現在の事業の質を高めるための二つの機会。

一つはリプレースメント、もう一つはイノベーション。

リプレースメントとは、市場が何を求めているかを調査し、
既存の製品やサービスに新しい考え方や使い方に置き換えることにより、
顧客の便益を高めていくことを言う。

【CASE】
 ▲梱包資材
   単なる梱包資材を作り出すことは、リプレースメントではなく”開発”であり、
   しかし、梱包材自体を不要にするかもしれない、コンテナの利用はリプレースメントである。

 ▲デパート
   繁華街にあるデパートが郊外、ショッピングセンターに進出することは、
   郊外の顧客に対して繁華街のデパートの利用法、ブランド価値と商品取り揃えを
   リプレースメントしたことになる。

リプレースメントは、何が市場であり、何を市場が求めているかについての新しい考え方や、
知識の新しい利用の仕方に関わるものである。


「変えるべきものは製品そのものではない。

 製品が適切でないならばそもそも時間と労力をかける理由がない。

 変えるべきは、企業白身が製品をどのように見、提供し、利用するかである。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第9章 強みを基礎とする)


   

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