■適切なことを成し遂げる能力■~効率ではなく成果~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝です。
昨日の午後から肌寒い東京地方です。

体調に気を付けて、良い週末を過ごしてください。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


知識労働者とは、組織に属する従業員というよりも自営業者に近く、
組織間の移動も、組織内の移動もできる。
武器は本人の頭の中にしかない知識である。

彼らは自らの知識、能力、評価、地位を、
仕事そのものと同じように重視すると共に、
報酬についても自らの規準をベースに要求する。
しかし、何よりも自立、裁量、敬意を要求し、
階層よりも能力を重視する。

この知識労働者には肉体労働者とは異なるマネジメント、
つまり、肉体労働者には効率を、知識労働者には
成果を主体としたマネジメントが必要となる。

したがって、知識労働者は、
適切な成果を生み出すことができる仕事を
自ら決めることができなければならない。


「肉体労働では、重要なのは効率、

 すなわち物ごとを適切に成し遂げる能力である。

 それに対して知識労働では、重要なのは成果、

 すなわち適切なことを成し遂げる能力である。」

~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
  (第5章 企業は人である)













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