■ドラッカーの人事の五原則■~ポストが要求するもの~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーの人事の五原則
①複数の候補者を用意する
複数の候補者を吟味することにより、
そのポストが必要とする要件がみえてくる。
②候補者のそれぞれが持ち込むことになるものを考える
候補者はどんな強みを持っており、
それは組織にとって必要な強みか。
採用するとその候補者は
その強みを組織に持ち込んでくることとなる。
③複数の人間が候補者を評価する
候補者は組織において、
上、下、横の人たちと働くことができなければならないので、
複数の人達の評価が必要となる。
④共に働いたことのある人たちの意見を閣く
一緒に働いたことのある複数の人達の目で見ることにより
候補者の全体像を明らかにする必要がある。
そのことにより、一部の人が持つ偏見を正し、
推薦状を鵜呑みにせず、正しく読むことが可能となる。
⑤採用後、仕事を理解していることを確認する。
採用した際の評価のフィードバックも必要である。
「一人の判断では役に立たない。
複数の目で見ることが候補者の全体像を明らかにする。
これは偏見を正し、あるいは推薦状を
正しく読むうえでも必要である。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第5章 企業は人である)
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