■問題の理解に関心をもつ。■~間違っている人、正しい人~

おはようございます。

高知の朝も冷え込んでます。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬




ドラッカーは、自分とは異なる現実を見、
異なる問題意識を持っている人がいることも
承知する必要があるとした。

そして、成果をあげる人は、何よりもまず、
問題の理解に関心をもつとする。

法律事務所では、新人弁護士の最初の仕事として、
相手側に立って論理を組み立てることを指示する。

目的は、依頼人のための論拠を強めるだけでなく、
相手側の弁護士が論拠を強靭化したケースを
考えられるからである。

こちらだけが正しいという前提ではなく、
相手側が何を知り、何を捉え、
何をもってして勝てると信じているかを
考え抜くことからスタートすべきことを学ぶ。

敵味方それぞれの主張を二つの代替案として見ることから、
こちら側の主張の意味をより深く理解でき、
そして、相手側よりも、こちら側のほうがより正しいことを、
確信をもって主張できる。





「成果をあげる人は、何よりもまず、

 問題の理解に関心をもつ。

 誰が正しく、誰が間違っているかなどは

 問題ではない。」


~『プロフェッショナルの条件』
(Part4 意思決定のための基礎知識  1章 意思決定の秘訣)

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