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4月, 2015の投稿を表示しています

■外なる成長と内なる成長■~人間として大きくなること~

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おはようございます。 いよいよGW, 天気は前半が良好の様ですね。 しかし、今日も不安定な地域もあるとのこと、 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、大事なことは、 地位ではなく責任であるとした。 さらに、責任ある存在になるということは、 自らの全力を目的のために発揮させるという 決心をすることであるとする。 そして、自らが成長するために、 何を学び、何をなすべきかを問う必要がある。 成長するということは、 能力の修得だけでなく、 人間として大きくなることである。 「責任に重点を置くことによって、  より大きな自分を見られるようになる。  うぬぼれやプライドではない。  誇りと自信である。  一度身につけてしまえば失うことのない何かである。  目指すべきは、外なる成長であり、内なる成長である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  3章 何によって憶えられたいか)

■成功の鍵は、責任である。■~自らに責任をもたせること~

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おはようございます。 今日は昭和の日。 呼称が、天皇誕生日、みどりの日を経て 2007年から、昭和の日となった。 昭和の時代を改めて見つめ直す日、 今年は、戦後70年でもある。 しかし、戦後と言われても、 1億人以上が戦争を知らない今、 実感は薄い。 しかし、世界を見渡せば戦争で命を奪われ、 苦しんでいる人たちは大勢いる。 いや、ISの事件を見るまでもなく、 日本も例外ではない。 そんな昨今、日本の安全保障戦略が、 大きく方向転換されようとしている。 子供や孫たちを、 戦争を知らなければならない時代に 送り込んではいけない。 ”戦争を知らない”では済まない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、自らの成長の責任は、 本人にしかないとした。 そして、そのためには人に信頼され、 協力を得なければならない。 そのためにも、自らが 最高の成果をあげていくしかない。 ばかな上司、ばかな役員、 役に立たない部下について文句を言っても、 最高の成果はあがらない。 その障害になっていることや 変えるべきことを体系的に知るために、 依存関係にある人たちと会話をするのも、 自らの仕事であり、責任である。 「成功の鍵は、責任である。  自らに責任をもたせることである。  あらゆることがそこから始まる。  大事なことは、地位ではなく責任である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  3章 何によって憶えられたいか)

■組織と自らを成長させるため■~最高のものを引き出すこと~

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おはようございます。 夏日の昨日、 今日も変わらず、 です。 まだ慣れてない暑さ、 水分補給にもお気を付けを。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、自らの成長のために もっとも優先すべきは、 卓越性の追求であるとした。 そして、自らの成長の責任は、 組織の上司ではなく、 本人にしかないとする。 自らに対し、 「組織と自らを成長させるためには何に集中すべきか」 を問わなければならない。 たとえば、病院に働く看護士は、 様々な事務処理と医師からの要求に追われる中で、 大勢の患者を見る。 そのような状況で、看護士が問うべきは次のとおり、、、、  彼らが私の仕事だ。  他のことは邪魔でしかない。  この本来の仕事に集中するにはどうしたらよいか。  仕事の仕方に問題があるかもしれない。  もっとよい看護ができるよう、  みなで仕事の仕方を変えられないか。 「自らを成果をあげる存在にできるのは、  自らだけである。  他の人ではない。  したがって、まず果たすべき責任は、  自らの最高のものを引き出すことである。  それが自分のためである。  人は、自らがもつものでしか仕事ができない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  3章 何によって憶えられたいか)

■何によって憶えられたいか■~自らの成長に責任をもつ~

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おはようございます。 昨日は、陽射しの強い快晴の一日でした。 今日も全国的に、夏日の模様、 一挙にバカンスモードになりそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 何年か前の思い出を語る。 かかりつけの腕のいい歯医者に ドラッカーは、聞いた。 「あなたは、何によって憶えられたいか」。 その歯医者の答えは 「あなたを死体解剖する医者が、 この人は一流の歯医者に かかっていたといってくれること」だった。 ドラッカーは、この医者と、 食べていくだけの仕事しかしていない歯科医との 差の大きさを問うている。 同じように組織に働く者にとっては、 自らの成長は、組織の使命と関わりがある。 それは、仕事に意義ありとする信念や献身と 深い関わりがある。 「自らの成長のためにもっとも優先すべきは、  卓越性の追求である。  そこから充実と自信が生まれる。  能力は、仕事の質を変えるだけでなく、  人間そのものを変えるがゆえに重要な意味をもつ。  能力がなくては、優れた仕事はありえず、  自信もありえず、人としての成長もありえない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  3章 何によって憶えられたいか)

■知識における変化■~ただ一つ予告できること~

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おはようございます。 福知山線脱線事故から10年。 106人の方が死亡、 負傷されいまだ社会復帰もできないかたも多くいる。 責任はどこにあるのだろうか。 起訴されたJR西日本の歴代社長3人は、 組織として、事故の予見可能性はなかったことを理由に無罪判決、 あるのは運転手の過失。 責任不在の偶発事故でいいのだろうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、ポスト資本主義社会を 今描こうとすることは、 愚かなことであるとした。 例えば、アメリカが独立し、 アダム・スミスが『国富論』を著わした時点において、 100年後にマルクスが描いた社会を予言することが 愚かだったであろうことと同じように愚かである。 しかしドラッカーは、ただ一つ予告できることがあるとする。 「それは、これから起こる最大の変化は、  知識における変化だということである。  すなわち、知識の形態、内容、責任、  そして教育ある人間たることの意味の変化である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章″教育ある人間″が社会をつくる)

■すべての専門知識が真理にいたる。■~知識を預かっている者~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 国会で、社民党福島さんが国会質問で ”戦争法案”との言葉を使ったことに対して、 安倍さんが悪意のレッテル貼りだと反論し、 発言の削除を求めた。 躍起になってモグラをたたいている。 ラベルの問題ではなく、中身の問題だろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、専門知識について先端的にいる者は、 自らの知識を理解させる責任を負うとともに、 そのための大変な作業を 進んで引き受けなければならないとした。 カール・マルクスが『資本論』第一巻で、 資本主義を社会秩序の一つと認識したとき、 すでに資本主義は、その一世紀前から 支配的存在になっていた。 しかし資本主義という言葉が生まれたのは、 マルクスの没後30年のことだった。 なので今、『知識論』を書こうとすることは、 時期尚早である。 できることは、今は資本主義社会から 転換しつつあるものとして描くことである。 しかしドラッカーは、 今から100年後には、『知識論』は書かれるに違いないとする。 「すべての専門知識が真理にいたる。  しかし、専門知識を真理すなわち  一般知識への行路とすることは、  専門知識を有する人たちの責任である。  彼らは知識を預かっている。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■知識の女王は存在しない。■~真摯、厳格、厳密なままの理解~

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おはようございます。 昨日は気持ちの良い晴天でした。 週末に向け、好天に恵まれそうですね。 良い週末をお迎えください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、専門知識を一般知識とするには、 専門知識を所有する専門家自らが、 その知識領域を理解しやすいものにする責任を 果たさなければならないとした。 これらの新しい知識や技術を一般知識とするために、 インターネットや雑誌、新聞、テレビなどは 重要な役割を果たす。 しかしメディアだけでは、 この役割を果たすことはできない。 いかなる種類の大衆化努力も、 それだけではこの役割を果たせない。 専門知識は、その知識が本来持っている、 真摯、厳格、厳密なままに 理解されなければならない。 なので、学者などの、 専門知識について先端的にいる者は、 自らの知識を理解させる責任を負うとともに、 そのための大変な作業を 進んで引き受けなければならないことを意味する。 「知識社会に知識の女王は存在しない。  あらゆる専門知識が同じように価値をもつ。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■専門知識を一般知識とする■~知的な傲慢となる。~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 さわやかな青空が広がってます。 昨日はまだ雨が残ってましたね。 今日からはしばらく好天が続きそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー ドラッカーは、 多様な知識に精通する必要はないが、 これらについて 理解しなければならないとした。 そして、この理解がなければ 知的な傲慢となり、 生産的な存在ではなくなるとする。 その理由は、今、重要で新しい洞察の多くは、 まったく別の専門分野や専門知識から 生まれているからである。 経済学や気象学は、 カオス理論によって変わり、 地質学は物理学によって変わる。 また、考古学は遺伝学により変わり、 さらに歴史学は心理学、統計学 によって変わる。 そして、アメリカのブキャナンは、 経済理論を政治プロセスに適用し、 1986年のノーペル経済学賞を受賞した。 しかし、専門知識を一般知識とするには、 専門知識を所有する専門家自らが、 自らの知識領域を 理解しやすいものにする責任を 果たさなければならない。 「これらについての理解がなければ、  自らの専門知識が不毛となる。  専門知識でさえなくなる。  知的な傲慢とはなっても、  生産的な存在ではなくなる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章"教育ある人間″が社会をつくる)

■対話の世界をつくり出すこと■~多様な専門知識を理解する能力~

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おはようございます。 未明の川崎、 すっかり春の好天が続きそうですね。 そうか、来週はもう、 ゴールデンウイークのはしりですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 今日、教育ある人間が、 大学時代に楽しんだ教養課程を捨ててしまう理由は、 専門知識を一般知識へと統合できないことにある。 教養課程や一般教養は、教養ではない。 教養としての第一の責務は、 対話の世界をつくり出すことである。 多様な専門知識を理解する能力をもつ者が、 知識社会における教育ある人間である。 ドラッカーは、専門知識のそれぞれについて精通する必要はないが、 次のことは知る必要があるとする。 ・何についてのものか ・何をしようとするものか ・中心的な関心事は何か ・中心的な理論は何か ・どのような新しい洞察を与えてくれるか ・それについて知られていないことは何か ・問題や課題は何か 「われわれは、多様な知識に精通した  博学は必要としていない。  事実、そのような人間は存在しえない。  逆に、われわれの知識はますます専門化していく。  したがって、われわれが真に必要とするものは、  多様な専門知識を理解する能力である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■テクネー教育ある人間の条件■~教養としての第一の責務~

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おはようございます。 昨日は春の嵐、そのがまだ残る 川崎の朝です。 午後から回復、 明日からは、快晴が続きそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 1800年頃、教育あるとされた者の多くは、 それらのテクネを実践することによって 生計を立てていた。 弁護士、医者、技術者、学者達である。 だが仕事や職業は、生計の手段ではあっても、 生活そのものではなかった。 彼らテクネを実践する者たちは、 職場を離れれば、 仕事はもとより専門分野についても 話をしなかった。 しかし、テクネが専門知識となった今日、 それは一般知識として 位置づけられなければならない。 テクネは、教育ある人間たるべき条件の 一つとならなければならない。 「それは、仕事の話にすぎなかった。  ドイツ人は仕事の虫として鼻で笑った。  フランスではもっとばかにした。  野暮か、礼儀知らずとされ、  上流社会の招待者リストからはずされた。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■偏りなく見、知り、敬意を払う能力■~知識人の世界と組織人の世界~

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おはようございます。 雲が多い川崎の朝、 午後には、激しい雨のおそれがあるとのこと、 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 すべての教育ある人間が 二つの文化を理解できなければならないとした。 そして、ポスト資本主義社会においては、 多くの人がこの二つの文化の中で生活し、 仕事をする。 そして、多くの人が両方の文化で働く経験を もつようにならなければならない。 たとえば、若手のSEにPMやPLを務めさせ、 新任教授に数年間、大学の管理部門で 毎日数時間働かせるなど、 若いうちにマネジメント経験を もたせることが必要となる。 ポスト資本主義社会では、 すべての教育ある人間が 二つの文化を理解できなければならない。 「ここにおいて、社会セクターの非営利組織における  無給スタッフとしての経験が、  知識人の世界と組織人の世界の双方について、  偏りなく見、知り、敬意を払う能力を与える。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■知識人と組織人の均衡■~二つの文化を理解できなければならない。~

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おはようございます。 昨日は爽快な快晴、 今日は雲が多い川崎の朝です。 明日はまた雨の模様、 お出かけは今日です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育ある人間は、 知識人の文化と、組織人の文化、 この二つの文化の中で生き、働くとした。 技術者は技術管理者を必要とし、 技術管理者は技術者を必要とする。 両者の均衡が崩れると、 仕事は行われず、欲求不満が残る。 ポスト資本主義社会においては、 多くの人がこの二つの文化の中で生活し、 仕事をする。 ますます多くの人が両方の文化で働く経験をもつ。 そうならなければならない。 ポスト資本主義社会では、 すべての教育ある人間が 二つの文化を理解できなければならない。 「知識人の世界は、組職人による均衡がなければ  「好きなことをする」だけとなり、  意味あることは何もしない世界になる。  組職人の世界も、知識人による均衡がなければ、  形式主義に陥り、  組織人間が支配する無気力な灰色の世界に堕する。  両者が均衡して初めて、創造と秩序、  自己実現と課題達成が可能となる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■知識社会と組織社会■~組織の一員として知識を適用する。~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 久々の快晴週末になりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 資本主義後の社会を意味する ポスト資本主義社会は、 「知識社会」であると同時に、 「組織社会」である。 この二つの社会は、 相互依存の間係にありながら、 概念、世界観、価値観を異にする。 教育ある人間の大部分が、 「組織」の一員として自らの「知識」を適用する。 したがって教育ある人間は、 言葉や思想に焦点を合わせた知識人の文化と、 人間と仕事に焦点を合わせた組織人の文化、 この二つの文化の中で生き、働く。 「知識人は組織を手段として見る。  組織のおかげで、彼ら知識人は、  彼らのテクネ、  すなわちその専門化された知識を適用することが可能となる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■ビジョン、視野、情報における世界市民■~西洋を基盤とせざるをえない。~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 今日は、不安定な天気で、 ところにより、雷雨もあるとのこと。 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育ある人間は 偉大な遺産を理解することが 不可欠だととした。 そして、”とはいえ”と続ける。 教育ある人間が、現在を理解するためには、 西洋の伝統を中核に据えざるをえない。 未来の物質文明と知識は現在ある西洋を 基盤とせざるをえない。 科学、道具、技術、生産、経済、 通貨、金融、銀行などである。 これらは、西洋の思想や伝統を理解し、 受け入れなければ機能しない。 明日の教育ある人間は、 グローバルな世界に生きる。 そのグローバルな世界は、 西洋化された世界である。 教育ある人間は、ビジョン、視野、 情報において世界市民である。 しかし同時に、自らの地域社会から 栄養を吸い取るとともに、 逆に、その地域文化に 栄養を与える存在である。   「未来は脱西洋かもしれない。  反西洋かもしれない。  だが非西洋ではない。  未来の物質文明と知識は  西洋を基盤とせざるをえない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■分析的能力と経験的な知覚をもつ。■~人文主義者を拒絶する。~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 週末に向け、好天が続きそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 今日の若者は、大学を卒業して数年後には、 「勉強してきたことに意味がない。」 と言う。 彼らは、大学の教養課程は、 現実を動かすことには役立たないとする。 しかしそのような考えは的はずれである。 ポスト資本主義社会は、 これまでのどのような社会にも増して、 教育ある人間を必要とする。 それは、人類の偉大な遺産を 理解することを不可欠とする。 しかもその遺産は、西洋文明や ユダヤ・キリスト教の伝統に限らず、 中国、日本、朝鮮の絵画や陶磁器、 東洋の哲学や宗教、 そして宗教及び文化としての イスラムをも含まなければならない。   「 同時に、人文主義者の教養課程に特有の  書物偏重主義を超越する。  教育ある人間は、分析的な能力だけでなく、  経験的な知覚をもつ。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■普遍性をもつ教育ある人間■~相互の尊重へとまとめあげる者~

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おはようございます。 福井高浜原発の稼働さし止めの 司法判断が地裁で下された。 原子力規制委員会が定めた新基準は、 深刻な災害が万が一にも起こらないような 厳格な内容であるべきなのに、 緩やか過ぎて、住民らの人格権、 安全性は確保されないと結論づけた。 今後、政府をはじめ”原発村”の対応に注視したい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育ある人間が、 ポスト資本主義時代における 社会の代表であるとした。 ポスト資本主義社会、つまり知識社会が まさしく専門知識の社会であるがゆえに、 教育ある人間をその中心に据えざるをえないのだ。 また、様々な側面の グローバル化が加速する中で、 普遍的な存在として必要となる。 この教育ある人間は、 少なくとも現在に影響を与えるために、 自らの知識を役立たせる能力を もたなければならない。   「ポスト資本主義社会においては、  求心力が必要である。  諸々の独立した伝統を、  共有の価値への献身、卓越性の追求、  相互の尊重へとまとめあげる者が必要である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■ポスト資本主義時代■~知識が中心的資源となる時代~

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おはようございます。 昨日は春の嵐のような天気、 今日も天気の急変にお気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育ある人間が、 ポスト資本主義時代における 社会の代表であるとした。 その結果、教育がある ということの意味が変わり、 教育ある人間というものの定義が、 決定的に重要になる。 知識が中心的な資源になるに従い、 この教育ある人間が、新しい要求、 新しい課題、新しい責任に直面する。   「封建時代の騎士が  中世初期における社会の代表であり、   ブルジョワが資本主義時代における  社会の代表であったとするならば、   教育ある人間は、   知識が中心的な資源となるポスト資本主義時代における   社会の代表である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■″教育ある人間″が社会をつくる■~非人格的な存在ではない。~

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おはようございます。 雨の月曜です。 統一地方選、概ね与党勝利。 安倍さんはより一層 強気の政治が容易になりましたね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 知識は、人の中に存在するものである。 従って、知識社会への移行とは、 その知識を持つ人間が 中心的な存在になることにほかならない。 ドラッカーは、その社会の主役は ”教育ある人間”であるとする。 そしてこの社会は、彼らに対して、 新しい挑戦、新しい問題、新しい課題を 提起するとする。 これまでの社会では、”教育ある人間”は、 単なる物知りの文化人として 敬意と冷笑の対象にすぎなかった。 しかし知識社会では、 この教育ある人間が社会の表徴であり、 基準であり、社会的モデルとなる。 そして、彼らが社会の能力を規定し、 社会の価値、信念、意志を体現することとなる。   「知識は、本や、データバンクや、  ソフトウェアの中にはない。  そこにあるのは、情報にすぎない。  知識は、むかしから人間の中にある。  人間が、教え、学ぶものである。  人間が、正しく、あるいは間違って使うものである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  2章’教育ある人間″が社会をつくる)

■日本がモデルとなるか■~コミュニティの絆が不可欠~

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おはようございます。 久々に青空の広がる川崎の朝。 統一地方選、前半戦の投票日 しっかり責任果たしてきまっせ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、この問題に関して、 日本がもっとも困難な試練に 直面しているとする。 日本の、歴史上類のない 社会の成功の裏には終身雇用制がある。 終身雇用制のもとでは、 働く人は組織を変えないということが前提とされ、 その中で働く人は、 あくまでもマネジメントされる存在だった。 ドラッカーは、この終身雇用制は、 社会的な安定、コミュニティ、 調和を維持することを実現した。 その上で、知識労働と知識労働者に必要な 移動の自由を実現することが必要だとする。 そして、このことは、 日本の社会とその調和のためだけではなく、 その解決が他の国のモデルとなるからだとする。 なぜならば、どのような国でも、 社会が真に機能するためには、 コミュニティの絆が不可欠だからである。   「あらゆる先進国が、  今日の姿とは違うものになる。  自らをマネジメントすることができ、  マネジメントしなければならないという知識労働者の登場は、  あらゆる国の社会を変えざるをえない。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■働く人が組織よりも長命■~自由に移動できる存在~

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おはようございます。 朝から雨模様の川崎、 気温は3月並の寒さ。 夜には雨は上がりそうですが、 気温はあまり上がりそうではないですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 これからの社会は、 一人ひとりの人間に対して、 思考及びその行動を、 それまでのものとは 180度違うものを要求するとした。 これまでの社会は、 組織はそこに働く人よりも長命であって、 そこに働く人は組織に固定された存在 ということを前提としていた。 これに対し、知識労働という 自らをマネジメントするこれからの社会では、 働く人が組織よりも長命である。 そこに働く人は、 組織から組織に、 自由に移動できる存在である という前提が現実となる。   「すでにアメリカでは、  働く人が組織から組織へと動くことは  一般化した慣行である。  だがそのアメリカにおいてさえ、  働く人が組織よりも長命であって、  したがって第二の新しい人生の用意が  必要であるなどということは、  誰にも心構えのできていなかった  革命的な変化である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■革命的な変化■~前例のない新しい種類のことを要求する。~

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おはようございます。 通勤電車の中で 「やめてくれよ、迷惑なんだよ!」 との中年男性の大声が聞こえた。 満員電車の中で、ハンドバッグに 手提げ袋を抱え、 スマホを操作すれば、 肘がぶつかるのは当然だろう。 その女性は気が付かないのか、 他人のことはどうでもいいのか。 その隣にいた男性の怒声であった。 こういった場面に、 短く、分かりやすい適切な表現だなぁと 感心したところでした。 使おう! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 変革の先頭にたつことや、 IT革命の主役となるには、 複雑かつ高度の能力、仕組み、 方法論を必要とする。 しかし、あくまでもそれらのものの本質は、 進化にすぎない。 成果をあげるということは、 進化ではなく一つの革命である。 それは、一人ひとりの人間に対して、 考え方と行動の仕方を、 それまでのものとは 180度違うものを要求する。   「一人ひとりの人間、特に知識労働者に対し、  前例のないまったく新しい種類のことを要求する。  あたかも組織のトップであるかのように考え、  行動することを要求する。  思考と行動において、  これまでのものとは180度違うものが必要となる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)