■福祉国家の発明■~支給者から実行者への変質~

おはようございます。

快晴の続く東京地方ですが、
西日本では、気象観測上稀にみる
寒波被害が出ています。

お気を付け下さい。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ビスマルクによる福祉国家は、
階級闘争の危険に対する
対応策として意図された。

ビスマルク以前は、
政府は政治的な機関にとどまっていたが、
このビスマルクの思想が
政府を社会的な機関に変えた。

彼の発明した福祉政策、健康保険、
労災保険、老齢粘菌は、
小規模であったが、
コンセプトが革命的だった。

共産主義やファシズムにおいては、
1920年代から政府自らが
社会的な諸機関を管理してた。

民主主義においてもやがて急速に変化し、
国家は、支給者から実行者へと変質した。




「国民国家から大国家への移行が始まったのは、

 一九世紀の最後の数十年だった。

 最初の小さな一歩が、

 1880年代のビスマルクによる

 福祉国家の発明だった。

 彼の目的は、急速に水かさを増しつつある

 社会主義の潮流と闘うことにあった。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 5章 国民国家から大国家「メガステイト」へ)



















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