■「社会による救済」の放棄■~新しい救世を待ち望む状況~

おはようございます。

正月2日の川崎は雲の多い朝を迎えました。

昨日は、家族そろっての新年会、
さぁ今日も呑みまっせ。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


大革命の神秘、「社会による救済」は、
マルクス主義者や毛沢東信奉者の
精神的支柱であった。

しかし、破壊活動を続ける毛沢東主義者や、
大革命の名のもとに人を殺し
爆発物を仕掛けるテロリストさえ、
もはや救世的な約束を信じてはいない。

彼らが破壊するのは、
未来に希望を抱いているからではなく、
絶望しているからである。

このような状況の下、新しい救世主が
登場してくることになるかもしれない。

しかし、それらの救世運動は、
脱社会的なものとならざるをえないはずである。

そもそも救世は、社会以外のものによる救済、
個人による個人の救済、
あるいは社会からの逃避による救済
しかありえないという前提に
立たざるをえないのかもしれない。



「こうして今や世界は、

 新しい救世を待ち望む状況にある。

 「社会による救済」の思想や、

 大革命なる救世主再臨の信仰が崩れたからには、

 まったく新しい種類の予言者と

 救世主が登場してくることになるかもしれない。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 3章 社会の問題に唯一の正解はない)















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