■統合力の欠落■~全能の大国家と化した。~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝は、冷え込んでいます。
今日から明日にかけて
またぞろ雪の予報が出されています。

ご注意を!

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



 イギリスのインド支配は、
インド人上流階級を生んだが、
彼らは大英帝国や王室に執着することはなかった。
そしてインドの独立運動家となった。

オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど
大英帝国の白人領はイギリスの伝統を
誇りにしていたにもかかわらず、
さっさと独立して国民国家となった。

こうして近代のあらゆる帝国が、
国民国家を超越することも、
国民国家に代わることもできずに崩壊した。


「近代の帝国には統合力が欠落していた。

 人々を結合し、政治社会を構築し

 市民を創造することができたのは、

 国民国家だけだった。

 全ヨーロッパの盟主たらんとした者たちは、

 自らの建設した超国家を

 政治的に統合できなかった。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 5章 国民国家から大国家「メガステイト」へ)


















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