■「利害による連合」の終わり■~利害による政治勢力の結集~

おはようございます。

まだ真っ暗な未明の川崎。
今日は雲が多くても、
3月並の暖かさになりそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


欧米において「社会による救済」を
心底信じた最後の一流政治家が、
ドイツ首相をつとめた
プラントだが、
彼の後継者シュミットは、
良識と穏健という信条以外には
何ら思想をもたなかった。

彼が信じたのは現実主義であり、
取り組んだのは、
当面の短期的な問題だった。

その政治理念は、効果、効率、
費用効果であって、思想ではなかった。

その後のコール首相の政治理念も、
政治思想はなく、重要なことは、
万事が順調にいくことだけである。

こうして今日、政治理念の尺度は、
自党の政権維持あるいは
政権獲得に資するか否かだけになった。
 


「しかし、そのような政治理念によって、

 複雑な現代社会に特有の

 多様な利害集団や、

 多様な眼前の問題の調和を図ることは、

 はたして可能か。

 そのような政治理念によって、

 統治し、指導し、政策を実施することは

 可能なのか。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 4章「利害による連合」の終わり)















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