■階層の消滅■~ワインよりもビールを好む~

おはようございます。

今日も快晴の川崎の朝です。

週末も晴れる模様ですね。
お楽しみ下さい。

----------------------






∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、階層としての価値観や
生活様式はほとんどなくなった。
残っているのは、一部の単に時代に遅れた
存在にすぎない。

今日でもアメリカの畜産業者は
自分たちを農民だと思っている。
だが彼らこそ、世界でもっとも
コンピュータを駆使している人種である。

また同様に、デトロイトの
自動車工場の工員は労働者であるが、
かつての労働者階級の
生活文化とは無縁である。
似ているところと言えば、
せいぜいワインよりも
ビールを好むことぐらいである。

ドラッカー自身が、
アメリカでもっとも
戦闘的な自動車工場の
組合幹部から聞いたところでは、
組合員の関心は、
旅行用のトレーラーハウス、
湖での魚釣り用のボートハウス、
あるいは退職年金であるとのことであった。

彼らは、他の階層の人たちと
同じテレビ番組を見る。

そして、、、


「同じスーパーヘ行き、

 同じ物を買う。

 そして同じような休暇をとる。

 仕事は違う。

 生活文化はもはや違わない。

 利害ではなく、自らの購買力によって、

 自らの社会に占める場所を位置づける。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 4章「利害による連合」の終わり)
















Amazonプライム・ビデオ





コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~