■政治的な団結と統一■~もはや独自の存在ではない。~

おはようございます。

未明の川崎、冷え込んだ朝です。
東京では、今年初の零下。

今日は晴れの見込み、
お陽さんがありがたく感じる
一日になりそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



マーク・ハナの時代、アメリカでは、
農民が労働人口の半分を占め、
ルーズヴェルト政権のころ、
工場労働者は労働人口の五分の二に近かった。

しかし今日、農民は三%以下であり、
工場労働者は20%にすぎない。
経済界も、利害集団としては
もはや存在しない。

さらに重要なこととして、
それらの集団は、社会的にも、
もはや独自の存在ではなくなっている。

確かに畜産業者は農民である。
だが彼らの利害は、
タバコ栽培者とは異なる。
同じように熟練労働者の利害は、
大量生産工場の未熟練労働者とは異なる。


「マーク・ハナが結集した

 利害集団としての経済界は、

 ゼネラルモーターズや

 シティバンクではなかった。

 靴屋、料理店、木工屋だった。

 確かに今日に至るも、

 それらの人たちはいる。

 しかし、自分たちが

 経済界であるとは思っていないし、

 独自の利害集団に属しているとも

 考えていない。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 4章「利害による連合」の終わり)

















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