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5月, 2018の投稿を表示しています

■時間を計画する■~すべていかさま~

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おはようございます。 明るい陽が射す、 川崎の朝です。 夕方にかけ、天気が崩れるところもありそうです、 お気を付け下さい。 5月最終日、明日からは6月です。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 時間は特異な資源であり、 借りたり、雇ったり、買ったりして 増やすことができない、 とした。 そして、成果をあげるには、 時間がどのように使われているかを 知らなければならない、 と続ける。 そのプロセスは次のとおり。 ■まず、仕事でもなく、計画からでもなくも、 時間が何にとられているかを 明らかにすることからスタートする。 ■次に、時間をマネジメントすべく 自らの時間に対する非生産的な要求を退ける。 ■最後に、そうして得られた時間を大きくまとめる。 ■したがって、時間を記録し、整理し、まとめる という三段階のプロセスが、 成果をあげるために時間をマネジメントすることの基本となる。 ●とるべき行動   仕事を計画しているか、それとも時間の使い方を計画しているか?   どうしてそうなったのか? ●身につけるべき姿勢   仕事を計画することから時間の使い方を計画することに変える。 「われわれは、時間管理について  霊験あらたかな万能薬を求める。  速読法の講座への参加、報告書のページ化、  面会の15分制限等々である。  だが、これらはすべていかさまである。  それこそ時間の無駄である。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第2章 汝の時間を知れ)

■時間を意識する■~実行計画は、意図の表明に過ぎない。~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 夕方には雨が降り、 この様な天気が週末まで続きそうですね。 梅雨入り間近。 週中日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげるリーダーは、 顧客のニーズと自らの強みを うまく結びつけている、 とした。 そして、時間は特異な資源であり、 借りたり、雇ったり、買ったりして 増やすことができない、 と続ける。 さらに、実行計画について、 課題提示する。 実行計画とは、意図の表明であって 絶対の約束ではないので、 上手くいくように頻繁に 修正していくべきものである。 一方で実行計画は、 時間管理の基準としても必要である。 時間こそ最も稀少で価値のある資源だが、 本質的にあらゆる組織が時間を無駄にする。 ドラッカーは、 そのような状況において、 時間の使い方の目途となるものが 実行計画である、 とする。 ●とるべき行動   記憶に頼って時間の配分を書き出す。   次に記録して比較する。 ●身につけるべき姿勢   時間が制約であることを意識して毎日を送る。 「成果をあげる人たちは、  時間が最大の制約であることを知っている。  産出の上限を決めるのは最も稀少な資源である。  成果の場合、それが時間である。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第2章 汝の時間を知れ)

■汝の時間を知れ■~時間のマネジメント~

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おはようございます。 薄明りの射す川崎の朝です。 九州北部、四国も梅雨入り、 東京地方もぱっとしない天気が続きますが、 雨の心配はないみたいですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげるリーダーは、 顧客のニーズと自らの強みを うまく結びつけている、 とした。 そして、時間は有限であって、 かけがえのない資源であり、 一日、一週、一年のいずれの時間も 増やすことはできない、 と続ける。 だが一方で、あらゆることが 時間を必要とする。 従って、この最も稀少な資源である 時間のマネジメントによって、 あらゆる成果が左右される。 ドラッカーは、 時間をマネジメントできなければ、 何もマネジメントできない、 とする。 「時間のマネジメントは  成果をあげるための土台である。  うれしいことに、  時間をマネジメントすることは可能である。  練習と努力によって上達することができる。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第2章 汝の時間を知れ)

■成果をあげる能力を身につける■~ノーと言うことを覚える。~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝です。 九州南部は一昨日梅雨入り、 関東地方もじめじめした天気が続きそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自らが成果をあげるよう努力しないかぎり、 取り巻く現実が彼らを無価値にする、 とした。 そして、成果をあげる人に共通する資質とは、 なされるべきことをなす能力だけである、 と続ける。 さらに、成果をあげる人たちは、 気質と能力、行動と方法、知識と関心など、 あらゆる点で千差万別であり、 共通点はなされるべきことをなす能力だけだった、 とする。 ●とるべき行動   組織内で成果をあげている人を三人あげるならば誰と誰と誰か?   共通する特徴は何か? ●身につけるべき姿勢   成果をあげる能力を早く身につける。 「自らを変えようとする必要はない。  スタイルはすでにできあがっている。  それが自らのやり方である。  強みでないことをする必要はない。  ノーと言うことを覚えなければならない。  成果をあげるリーダーは、  顧客のニーズと自らの強みをうまく結びつけている。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第1章 成果をあげる能力は修得できる)

■邪魔を除去する■~成果を妨げる四つの現実~

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おはようございます。 薄い雲を通して、まぶしい日が射す、 川崎の朝です。 夏日の暑さは今日も続きます、 急激な気温変化、体調にお気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 エグゼクティブなる者は すべて成果をあげなければならない、 とした。 そして、最大の難問は、 自分自身でコントロールすることができない 大きな四つの現実が、 働く者を取り巻いていることだ、 と続ける。 さらに困ったことに、そのいずれもが、 組織における日常の仕事に組み込まれており、 それらのものと共生するしか、 選択の余地はない。 しかも、それらは仕事の成果をあげることを 妨げようとする。  一:時間がすべて人にとられる。  二:雑事に囲まれる。  三:組織の他の人に自らの貢献を利用してもらわなければ成果はあがらない。  四:組織の内側にいるために、ゆがんだレンズを通して外部を見ている。 ●とるべき行動   あなたが成果に集中することを邪魔しているものは何か?    それらのものを除去する。 ●身につけるべき姿勢   常に成果に集中する。 「組織に働く者の置かれている状況は、   成果をあげることを要求しながら、   成果をあげることをきわめて困難にしている。   まさに自らが成果をあげるよう努力しないかぎり、   まわりを取り巻く現実が彼らを無価値にする。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第1章 成果をあげる能力は修得できる)

■なされるべきことをなす■~考えることを癖にする。~

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おはようございます。 薄い陽射しの川崎の朝です。 金曜日、概ね晴天の一日になりそうです。 今日もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげるための習慣は、 練習によって身につけなければならない、 とした。 そして、成果をあげる知識労働者となるためには、 何よりもまず、 なされるべきことは何かを 考えなければならない、 と続ける。 ●とるべき行動   自らの組織においてなされるべきことは何か?   自らがなすべきことは何か? ●身につけるべき姿勢   常になされるべきことから考えることを癖にする。   手本となる人はいるか? 「今日の組織では、  自らの知識あるいは地位のゆえに  組織の活動や業績に  実質的な貢献をなすべき知識労働者は、  すべてエグゼクティブである。  エグゼクティブは、  組織図に示されている以上に  大きな割合を占めている。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第1章 成果をあげる能力は修得できる)

■練習によって身につける■~子供の頃のかけ算~

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おはようございます。 まぶしい陽射しの川崎の朝です。 昨日は肌寒い雨、今日は晴れ。 暑くなりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげる能力は修得できるし、 修得しなければならない、 とした。 そして、 仕事で成果をあげることは、 なされるべきことをなすことである、 続ける。 それはいくつかの習慣によって実現されるが、 あらゆる習慣と同じように、 実践によって身につけることができる。 習慣は一見簡単そうに見えるが、 身につけることはやさしくない。 「子供の頃にかけ算を学んだようにして  身につけなければならない。  六×六=三十六をすらすら  言えなければならない。  成果をあげるための習慣は、  練習によって身につけなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」 (第1章 成果をあげる能力は修得できる)

■いかになすべきか■~とるべき行動、身につけるべき姿勢~

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おはようございます。 薄曇り、ひんやりと感じる川崎の朝です。 この雲は段々と増えて、午後は雨になりそうですね。 雨具をお忘れなく。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 意思決定の結果は、 仕事として実行に 移さなければならない、 とした。 そして、本文に続く 「とるべき行動」と 「身につけるべき姿勢」 を使用することが、 読者のスキル向上の 手段となるはずである、 と続ける。 ドラッカーは、 いかにあるべきかの問題は、 真摯さだけであり、 他の全ては、 いかになすべきかの問題である、 とする。 「したがって、  成果をあげるスキルのほとんどは  実践によって磨かれるべきものである。  成果をあげる能力は修得できる。  修得しなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■効果的な意思決定■~スキルは使うことで磨かれる~

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おはようございます。 青空が広がる川崎の朝です。 まだ涼しく感じますが、 日中は夏日の予報です。 水分補給、体調にお気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 真摯さの欠如だけは 見逃してはならない、 とした。 そして、 成果をあげるためのもう一つのスキルが 意思決定である、 と続ける。 成果をあげる者は、 効果的な意思決定を通じて成果をあげるが、 その意思決定にはプロセス、 すなわち手順がある。 ドラッカーは、 成果をあげる意思決定の多くは 意見の対立のなかからもたらされ、 その意思決定の結果は、 仕事として実行に移さなければならない、 とする。   「本書を読んだからといって、  それだけで成果を  あげられるようになるわけではない。  成果をあげるためのスキルは  実際に使うことによって磨かれる。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■真摯さの欠如■~悪しき見本、諸悪の根源~

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おはようございます。 薄い雲を通して、まぶしい日が射す、 川崎の朝です。 日中は気温上昇、夏日の予報です。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、貢献のためには、 自らの強み、部下の強み、 上司の強みを総動員しなければならない、 とした。 そして、部下の評価と人事は、 彼らにできること、 すなわち彼らの強みを中心に行う必要がある、 と続ける。 さらに、弱みのなかで重視すべきことは 真摯さの欠如、これ1つしかない、 とする。 これだけは見逃してはならない。   「真摯さは、それだけでは何も生まない。  だが真摯さの欠如、  とくにリーダーにおける真摯さの欠如は、  悪しき見本となり諸悪の根源となる。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■自らに期待されている貢献■~自らの強み、部下の強み、上司の強み~

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おはようございます。 青空が広がる、川崎の朝です。 既に強い陽射し、暑くなりそうですね。 行楽日和、水分補給に注意が必要です。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自分自身と他人の時間を 無駄にしているものを 取り除かなければならない、 とした。 そして、その後新たに生じた時間を使って 重要なことに集中しなければならない、 と続ける。 成果をあげるための他のスキルはすべて、 この時間をマジメントするというスキルと 重要なことに集中するというスキルが前提となる。 「なされるべきことをなすためには、  貢献に焦点を合わせなければならない。  ここでは、自らに期待されている貢献は何か、  そのためにはいかなる助力が必要かを  考えなければならない。  しかる後に、自らの強み、部下の強み、  上司の強みを総動員しなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■成果をあげるための二本の柱■~時間のマネジメントと集中~

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おはようございます。 薄曇り、涼しい風が吹く川崎の朝です。 にわか雨の予報もでてます。 お出かけには雨具の準備もお忘れなく。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果をあげるには、 5つの習慣を身につけることが必要である、 とした。 そして、時間をマネジメントすることと 重要なことに集中することは、 成果をあげるための二本の柱である、 と続ける。 人モノ金はなんとかなる。 しかし、時間はそうはいかない。 ドラッカーは、 最も稀少な資源であるこの時間というものを マネジメントすることが、 なされるべきことをなすための基礎である、 とする。   「成果をあげるためには、  まず、自分の時間がどこに消えているかを  知らなければならない。  自分自身と他の人の時間を  無駄にしているものを  取り除かなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■成果をあげるうえでの必携の書■~5つの習慣を身につける~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 暑い日中が続きますが、今晩あたりから、 天気が崩れそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 行動と姿勢についての覚え書きと その後のチェックこそが、 本書において最も価値のある部分である、 とした。 そして、本書は、仕事で成果をあげるうえでの 必携の書たらんとするものである、 と続ける。 本書は、 成果をあげる人、 成果をあげる知識労働者、 成果をあげるエグゼクティブとなるための、 そしてなされるべきことをなすための書であり、 まさに、成果をあげる習慣を身につけるための訓練の書である。   「成果をあげるには、  次の5つの習慣を身につけることが必要である。  ①時間をマネジメントする。  ②貢献に焦点を合わせる。  ③強みを生かす。  ④重要なことに集中する。  ⑤効果的な意思決定を行う。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(本書の使い方)

■なされるべきことをなす能力■~本書において最も価値のある部分~

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おはようございます。 薄い日の射す川崎の朝です。 昨日の暑さは明日まで続きそうですね。 週末は天気が崩れ、少し涼しくなりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自らの組織において なされるべきことを明らかにし、 その理由と期待する成果を書きとめて欲しい、 とした。 そして、そのようにして、 読者それぞれが なされるべきことをなす能力を身につけ、 自分自身とその得るべき所を知って欲しい、 と続ける。 「しかし、仕事で成果をあげるために  本書を使う読者一人ひとりの  行動と姿勢についての覚え書きと  その後のチェックこそが、  実は本書において最も価値のある部分である。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(はじめに)

■「何がなされるべきか」の書■~理由と期待する成果を書きとめる~

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おはようございます。 今朝も明るい日が射す、 川崎の朝です。 昨日は暑い一日でしたが、 今日はさらに気温上昇、 真夏日の予報も。 水分補給に注意が必要です、 体調にお気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 本書は「何がなされるべきか」 の書であるとともに、 「いかになすべきか」の書である、 とした。 そしてさらに、これは自己啓発の書でもあり、 読者である我々には、 自らの組織において なされるべきことを明らかにし、 その理由と期待する成果を 書きとめて欲しいと続ける。 「そして後日、  その覚え書きを脇にして  実際の成果をチェックすることにより、  ご自身が何を強みとしているか、  何を手直ししなければならないか、  何をしてはならないか  を知っていただきたい。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(はじめに)

■プロフェショナルの原点■~キーワードは、行動と成果~

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おはようございます。 薄い雲を通して、まぶしい日が射す、 川崎の朝です。 夏日の暑さは今日も続きます、 急激な気温変化、体調にお気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から、「プロフェショナルの原」をご紹介します。 ドラッカーはまず、本書のキーワードは、 ”行動と成果”であるとする。 そして、組織に働く者のうち、 知識に優れた者は少なくないが、 彼らが報酬を得るのは知識によってではなく、 なされるべきことをなすことによってである、 と続ける。 そのなされるべきことが何であり、 それをいかにしてなすかが本書のテーマである。 「本書はすべて、  現実に仕事で成果をあげている人だちから  私が60年にわたって教わってきたものである。  本書は、「何がなされるべきか」の書であるとともに、  「いかになすべきか」の書である。」 ~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」(はじめに)

■視野を広げよ!■~世界についての十分な知識~

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おはようございます。 濃霧で立ち込める川崎の朝です。 段々と晴れて、日中は夏の気温になりそうです。 熱中症にお気を付け下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織階層の中で権限を与え、 決定を下させ、個人の責任の範囲で タスクをこなさせることを繰り返し行うことで、 その人間の強みを引き出し、 イノベーションにつなげることができる、 とした。 そして、日本の若い世代の人たちには、 20代から遅くとも30代前半のうちに、 少なくとも2〜3年は日本を離れて、 他国で働く経験を積むことを勧めたい、 とする。 ドラッカーは、その理由を、 この書籍の最後の言葉として示している。 情報が高度に専門化し、 ごく限られた領域だけを 守備範囲とするスペシャリストが 増えている世の中で、 日本人は若者を多分野にまたがる 知識や技術を持ったゼネラリストに育てる術に 長けている。 しかし、そんな日本人の中には、 視野が狭く、 「世界について十分な知識が備わっていない」 と感じさせる人が多数存在した。 ドラッカーは、 その原因は海外経験の少なさにある、 と締める。 「学ぶべき課題は日本の外にいてこそ得られます。  ぜひとも国外に出ていって、  視界を大いに広げてほしい。  知識社会が招来する新しい時代においても、  日本が世界のメインパワーであり続けるための  原動力になってほしいと願っています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)