■思い出すべきプラトン■~経験と論理の裏付け~
おはようございます。
今日はすでにまぶしい日が差す
川崎の朝です。
コロナ感染者数が、
東京で4000人突破し、
染み出すように首都圏3県も
これまでの記録を塗り替えている。
夏休み、オリンピックムードの中
首都圏から染み出すように全国に伝播する。
明日から新たに首都圏等で
緊急事態宣言が発出されるが遅すぎる。
政府はピークアウトの時期、
レベル予測さえできていない。
仮説ができなければ対応計画もできない。
ワクチン以外無策ではお手上げ、どうしようもない。
日曜日、良い休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
最も個別的で、
最も具体的なことから出発して、
一般化に達することが重要だが、
50年前の当時、
人はまだあまりに経験志向だった、
とした。
そして当時、
数理論理学と出会って
一種の解放感を味わったことを
覚えている、
と続ける。
しかし、今日ではわれわれは、
逆の意味で再びへンリーおじさんを
必要とするに至っている。
ドラッカーは、
今日ではあまりに多くの人が、
検証抜きの定量化、
形式だけの純粋モデル、
仮定による論理に傾斜し、
現実から遊離した
抽象の追究に耽溺している、
とする。
「今日のわれわれは
西洋における体系的思考の
原点ともいうべき
プラトンの教えを忘れている。
まさにプラトンの言うように、
論理の裏付けのない経験は
おしゃべりであって、
経験の裏付けのない論理は
屁理屈にすぎないのである。」
(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)
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