■つまるところ、彼は無名■~『ミスター・W・パールブーム』~

おはようございます。


薄い雲がかかってますが、

明るい陽が射し始めた

川崎の朝です。


今日は終戦の日、戦後76年となる。


戦争を知らない世代がほとんどとなり、

その悲劇、悲惨さが風化していく。


この悲劇も人のサガが生み出すしたものであり、

それを反省し再演を押しとどめることも

人としての責任。


この日にあらためて、鎮魂の思いと共に、

自分自身の持つべき責任の重さを考えたい。


日曜日、良い休日をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

パールブームは、

財務コンサルタントとしての

実績を積み上げていったため、

彼のクライアントになることを

希望する会社は増加し、

ウェイティング・リストが

できる有り様となった、

とした。



そして彼は、

まとめた案件を宣伝に使うことも、

クライアントの名を漏らすことも、

新聞のインタビューに応じることもなかった、

と続ける。





「名刺には『ミスター・W・パールブーム』


 とだけ書いてあった。


 住所も電話番号もなかった。


 つまるところ、


 彼はまったくの無名だった。」



(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

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