■バタビアの傷■~バンカーに向いているかわからない~

おはようございます。


薄い雲がかかる、

川崎の朝です。


緊急事態宣言下の首都圏を今日脱出、

先ずは日本海に向けて出発します。


PCR陰性、ワクチン2回接種済の

ステッカーでも貼っていくか。


水曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





パールブームは、

再度代理人になってほしいと切り出してきたが、

ドラッカーは、

独力でやっていくつもりである旨を

伝えたところ、

彼はそそくさと出て行き、

二度と私の前に姿を現さなかった、

とした。



そしてドラッカーは、

彼を拒絶してしまい、

バタビアの傷をつついてしまったのだった、

とする。



パールブームから、

この提案が最初にあったとき、

ドラッカーはすぐフリードバーグに

報告した。



その時彼は、

仕事もほとんどせずに、

そのような大金をもらうわけにはいかないという、

ドラッカーの気持ちはよくわかるが、

年俸2万5000ドルの三年契約というのは、

すごい金額で、

自分でマーチャント・バンクをつくって、

大銀行に育てることもできるじゃないか、

と言った。



ドラッカーはこれに対して、

自分がバンカーに向いているか

どうかわからないと答えると、

彼は次のように続けた。




「君は何を言っているのか。


 まともな若者にとって、


 バンカー以上のものが


 ありうるはずがないじゃないか」





(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

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