■大切なことは全体を見ること■~前提を疑う~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、大切なことは全体を見ることであるとした。
CEOほど全体が見られる立場の者はいない。
技術専門家は、難問は解けても
50年のトレンドを見ることはできない。
副社長は競争相手の動きには敏感であっても、
事業の全体を知らない。
しかも、内部と、外部を結びつける者がCEOである。
内部にはコストがあるだけで成果は外部にある。
外を見ることによって、
「われわれの事業は何か」
「何であるべきか」
「何であってはならないか」
という基本的な問いに答えることができる。
そして、これらに対する答えが、
企業の業容を定めるのだ。
ドラッカーは、「なされるべきことは何か」を
考えたことのないCEOが多すぎると警鐘を鳴らす。
「全体を見るということは、
『なされるべきことは何か』を考えることである。
外を見、前提を疑わなければならない。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第7章 21世紀の経営における最大の問題)
コメント