■何が問題か?■~問題の取り違え~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、事実にもとづいた適切な意思決定を行うことが
重要な意味を持つとした。
しかし、その適切な意思決定の実行を妨げる
要因は多数ある。
●何が問題か?●
深刻だが最もよく目にする間違いが、
問題の取り違えである。
何が本当の問題かを知るには、
問題を多面的に見る必要がある。
【CASE】
手づくりクッキー会社の最大の無駄は、
クッキー職人たちの顧客第一主義が原因だった。
サービス精神に溢れた職人たちは、
大柄のクッキーばかり作り、原材料費が過多となっていたのだ。
意思決定は、どんな問題に対して行うのかを明らかにしなければ、
その問題が根本的なものか一過性の現象なのかが分からない。
”病気と一時的な症状”を区別する必要がある。
「構造的な問題を前にして対症療法を試してはならない。
逆に、表面的な症状を前にして構造に手をつけてはならない。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』
(第6章 意思決定が成果をあげるための方法)
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