■絶対真理、理性は手にできない■~権力、財産権の分離~

おはようございます。
雨の川崎の朝。

東京地方、午前中は強い風雨が
予報されています。

お気を付け下さい。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
このイギリスの状況は、
官僚機構が政府そのものを
意味するようになった今日では、
もはやあてはまらないとする。

官僚機構の政治権力が、
議会と内閣の政治権力と機能を削りつつ
肥大化を始めたのは1900年前後である。

今日では、これがイギリスの政治における
最大の問題であり、
中央集権的絶対専制がもたらされるおそれがある

アメリカとイギリスは、異なる基盤からスタートし、
異なる現実と苦闘し、異なる社会的、
精神的土壌にありながら、
自由な商業社会を見事に発展させた。

両国は、他のことについては
いかに大きな違いがあろうとも、
いかなる人間、いかなる人間集団といえども
完全たることはありえず、
絶対真理、絶対理性は手にできない
との認識からスタートした。



「アメリカの建国の父たちも

 イギリスの保守主義者たちも、

 権力の分離を信奉した。

 権力を制限するものとして、

 一方において統治される者の同意、

 他方において財産権を信奉した。

 さらには両者の分離を信奉した。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治  2章 改革の原理としての正統保守主義)










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