■政治の役割は変わった。■~兆しはないが、政策論争は続く~
おはようございます。
静かな師走、最後の日曜は
穏やかな天気の様ですね。
テレビでは、2015年重大ニュース番組。
ある作家が、日本人の弱点は、
空気に流され易いことにあるとした。
今そこに危機があるんだ、
との宣伝に乗せられて流されてしまう。
KYとの言葉が流行ったが、これだろう。
先の大戦直前、
”一億総火の玉”で敵国鬼畜米英を倒す、
とのスローガンが国民を動かした。
今政治家に中国を仮想敵国とする言動が多い。
そして、一億総活躍世界
とのスローガンも。
空気は読まなければならないが、
簡単に乗っちゃあいけない。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、時代は変わり、
政治の役割も変わったとする。
そしてそれは、政府が消滅する
ということではないと続ける。
しかし、その兆しはないが、
次のような政策論争は続く。
何に補助金を出し、
何を禁止すべきか。
薬物濫用の撲滅には、
全面禁止と合法化の
いずれが効果的か。
票に結びつく政策はなにか、
政権維持に役立つ政策はなにか。
あるいは与党に勝てるか。
政策論争と共に、
様々なイデアや政党、党員、シンパも、
長い間存在を続ける。
ドラッカーは、
彼らの存在は
何を意味することになるのか、
と問う。
「西側では、政治の役割は、
社会の完成に対する
障害の除去にあると見るか、
あるいは一歩進めて、
自ら新しい組織や環境を
つくることにあると見るか
との違いがあったにすぎない。
だが、時代は変わった。」
~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 3章 社会の問題に唯一の正解はない)
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