■イギリスの二大政党制■~首相の権力は本源的~

おはようございます。
薄暗い川崎の朝、

東京地方は小雨も降っていましたが、
段々晴れてきそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



イギリスの首相は、
形式上は間接選挙で選ばれるが、
その権限は、事実上
国民から直接与えられている。

五年に一度の総選挙があり、
議会による選任という制約もあるが、
二大政党制のもとでは、
首相の権力は本源的であって、
委譲されたものではない。

このことによって、
議会との間には一つの均衡が
もたらされていた。

ひとつは、議会の権力が及ぶ範囲と度合が
制限された。
そして、議会が首相の政策に
反対するには相当の覚悟を要し、
重大かつ困難なことだった。



「事実上、国民によって

 直接選ばれた首相に反対することは、

 少なくとも国民に受け入れられる代案を

 用意する責任が生じることを意味した。

 議会で敗れた首相は、

 直接国民に信を問うことができた。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治  2章 改革の原理としての正統保守主義)










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