■後世を縛らない■~何を定めるではなく、何を定めないか~

おはようございます。

久々に明るい空の川崎の朝。
東京地方は、しばらく
師走の晴れ間が広がりそうですね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


建国の父たちがとった方法の
三つの柱。

第二の柱「問題解決志向」

建国の父たちは青写真として
アメリカ合衆国憲法をつくったではないか
との反論がありうる。

だがあの憲法の素晴らしさは、
何を定めるかにあったのではなく、
何を定めないかにあった。

それは、いくつかの基本理念を定め、
いくつかの制度を定め、
いくつかの簡単な手続きを定めただけだった。
 
事実、後日憲法修正として採択された人権条項さえ、
基本的にはきわめて消極的な性格のものであって、
何をしてはならないかを定めたにすぎなかった。




「フィラデルフィア会議は、

 憲法に人権条項を入れることさえ控えた。

 条項に反対だったためではなく、

 後世を縛りたくなかったからだった。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治  2章 改革の原理としての正統保守主義)











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